Microsoft Windows Defender を使ってみる
SOFTWARE REPORT
Windows Defender
Microsoft 社が提供しているスパイウェア対策ソフトに Windows Defender というものがあります。
以前にも EZ-NET レポート: Microsoft Windows AntiSpyware (Beta) を使ってみる で触れたソフトウェアがそれなのですけど、Windows Vista を照準に開発をしていたもので、最近に Windows Defender も Beta ではなくなったような感じです。
この Windows Defender は Microsoft 社のサイトから無償でダウンロードすることができますので、さっそく Beta 版から差し替えてみようと思います。それに先だってとりあえず、現在使用中の Windows Defender のバージョン情報をみてみると、次のようになっていました。
Windows Defender Version | 1.1.1347.0 |
---|---|
Engine Version: | 1.1.1804.0 |
Definition Version: | 1.14.1843.4 |
Windows Defender をインストールする
マイクロソフトのダウンロードサイトから Windows Defender (バージョン 1593 / 公開日 2006.11.10) をダウンロードします。 ダウンロードが完了したら、取得した "windowsdefender.msi" を実行してインストーラを起動します。
Windows Defender インストール ウィザードへようこそ
インストーラが起動したら 【次へ】 ボタンを押して次へ進みます。ここでも説明されているのですけど、既にインストールしてあった以前のバージョンの Windows Antispyware Beta などは自動的にアンインストールしてくれるようです。
Microsoft Windows の正規品の確認
【検証】 ボタンを押して次に進みます。ここでは Microsoft Windows が正規品であるかどうかの確認が行われるようです。
Windows Defender 使用許諾契約書
使用許諾契約書に同意した上で 【次へ】 進みます。
Windows の保護を支援します
スパイウェアの検出についての挙動を調整する感じです。
たとえば "推奨設定を使用する" を選択した場合は、発見したスパイウェアなどを自動的に削除したり、Microsoft SpyNet に参加して情報を利用者間で共有することとなるようです。"定義の更新のみをインストールする" を選択した場合はスパイウェア定義ファイルの更新を自動的に行ってくれるとのことでしたけど、検出処理などがどれくらいまでされるのかとかいったことは説明にないので判らないところです。
とりあえず "推奨設定を使用する" を選択して 【次へ】 進んでおくことにします。
セットアップの種類
全てのプログラムを自動的にインストールするか、必要な機能のみをインストールするかどうかの選択です。
どちらを選んでも機能的には同じような感じでしたけど、インストール先のフォルダを変更しておきたかったので、今回は "カスタム" を選択して 【次へ】 進んでおきました。そして "カスタム セットアップ" のオプションで設定を好みで調整したら 【次へ】 進みます。
Windows Defender をインストールする準備ができました。
これでインストールウィザードの準備は完了のようです。あとは 【インストール】 ボタンを押せば少しして Windows Defender のインストールは完了です。ただし途中で、更新したいファイルが他のプログラムによって利用されているとのことだったので、そこで示されたソフトウェアをいくつか終了させる必要はあったりしました。
Windows Defender の インストール の完了
インストールが完了したら、とりあえず "今すぐ更新された定義をチェックし、クイック スキャンを実行します。" にチェックが入っていたので、そのまま 【完了】 ボタンを押して更新と検出処理を実行しておくことにしました。
Windows Defender の様子
インストールも終わって、新たにインストールされた Windows Defender の様子をみてみることにします。
とりあえずメニューなどはしっかりと日本語で表示されるようになりました。以前のタイトルバーにはあった (Beta) の文字もなくなっていて、ちゃんとしたバージョンのソフトウェアとなったようです。ただし Windows Vista に標準搭載されている Windows Defender の方がより機能が備えられているようなことが公式サイトに書かれていたような気がするので、その辺りは念のため気に留めておくのももしかしたらいいかもしれません。
ともあれ定義ファイルも更新して、インストール誤のバージョン情報は次のようになりました。
Windows Defender Version | 1.1.1593.0 |
---|---|
Engine Version: | 1.1.1804.0 |
Definition Version: | 1.14.1843.4 |
これを見る限りでは、Windows Defender のバージョンだけが更新された感じのようですね。他のはきっと定期的に自動更新されていたのでしょう。
自動的にスキャンをしている最中でも、現在は Hyper-Threading を利用しているため負荷をなかなか体感できないのですけど、とりあえず CPU の利用率がどちらとも 100% 近くに達するようなこともなくて、検出が始まってもそれほど邪魔にはならないで済むのかもしれないです。
スパイウェアがどれくらい進入してくるものかは判りませんけど、とりあえず、入れておいて損はないのかも知れないなって感じでした。