ユーザー定義列挙型を使用する - Excel VBA プログラミング

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ユーザー定義列挙型を使用する

VBA では、変数の値を、いくつかの候補から選択して代入させることもできます。

次のように列挙型を定義することで、それに定められた値のどれかを保持する変数を作成します。

Public Enum 交通手段候補

 

不明 = 0

徒歩 = 1

自転車 = 2

自動車 = 3

 

End Enum

たとえばこのように宣言すると、次のようにして、その値を利用することが可能です。

Dim 交通手段 As 交通手段候補

 

交通手段 = 交通手段候補.自転車

このようにしたとき、実際には "交通手段" 変数には、数値の 2 が設定されています。

直接 3 を代入したり、または候補にはない 6 などを代入することもできてしまいますけど、あらかじめ代入できる候補を定めて、それを "自転車" などの名前で指定できるのは、プログラミング効率の面で、とても価値があるように思います。

また VBA のエディターに備わっているインテリセンスの機能によって、= を入力した時に代入できる候補が選べるようになったりして、そんなところもとても便利なところです。

 


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