MacOS X で PPTP 接続する
CLIENT
Mac OS 10.2 と PPTP
PPTP とは、VPN の一種で、ノード間で仮想ネットワークを構築するためのプロトコルです。
これを使用すると、インターネット経由で外部の LAN 環境内に参加することができるようになります。通信も暗号化されるそうなので、データのやり取りも比較的安心して行えます。
この PPTP 接続を、Mac OS 10.2 がサポートしたようなので、さっそくやってみることにします。
PPTP へ接続する
MacOS X v10.2 がインストールされているディスクの Applications フォルダを開いて、「Internet Connect」 を起動します。
するとダイアログが現れますが、とりあえず上のメニューから、「ファイル」 → 「新規 VPN 接続ウィンドウ」 を選びます。
すると、VPN (PPTP) 接続を使用できるようにする必要があるとのダイアログが表示されますので、「続ける」 ボタンを押して次へ進みます。
VPN 接続設定用のダイアログが表示されるので、サーバアドレス、ユーザ名、パスワードに適切なものを入力して 「接続」 ボタンを押します。
あとは、アカウントとかが間違っていなければ、VPN 接続が確立されます。
今回試したのは、Windows 2000 Server 上の PPTP サーバへの接続でしたけど、すんなりと接続することができました。
接続ログを見てみると、IP アドレス等もしっかり接続先の DHCP から取得されているし、暗号強度も MPPE 128 bit にて接続できているようです。
ただ、ネットワークのルートが、PPTP 経由でのルートになってしまうようで、自分の環境ではあまり好ましくありませんでしたが…。