Windows XP Professional のインストール

SOFTWARE REPORT

Windows 2000 の後継にあたる OS、Windows XP の Professional 版をインストールしてみました。


Windows XP Professional

Microsoft 社の、Windows 2000 の後継にあたる OS、Windows XP Professional をインストールしてみました。

いままで使っていたのが Windows 2000 Server だったせいもあると思うのですけど、Windows XP になって、電源を入れてから Windows が起動するまでの時間が、驚くほど早くなった感じです。

あと、これはデバイスドライバのせいかもしれませんけど、Windows 2000 のころは Matrox Millennium G400 の Dual Head 上では、2つのディスプレイというよりは広いディスプレイという感じで、ポップアップダイアログなどが、ちょうどディスプレイをまたがる感じで表示されてしまっていたり、ウィンドウを最大化すると両画面いっぱいに広がったりしていたのですが、これも2台が独立して(?)マルチディスプレイを構築してくれている感じになってなかなかいい感じです。

 

あと、パッケージを開けた感想を少々…。

開封してみると、Windows XP という文字のほかに、Version 2002 という文字を発見しました。どうやらバージョン的には 2002 なようですね。なにはともあれ、中身がなかなか斬新な感じで、いままでのようなあからさまな CD-ROM ジャケットではなくって、基本マニュアルと CD-ROM、そしてプロダクトキーが一体になった冊子のような感じになっていました。

これは本棚にさくっと入れられるのでなかなか便利です。プロダクトキーが裏表紙に印字されていなければ、そのまま書店で売れるんじゃないかっていうような出来栄えです。

 

Windows XP Professional のインストール記

Windows XP Professional 特別アップグレード版

今回は、Windows XP Professional 特別アップグレード版を利用してみることにしました。

この特別アップグレード版は、Windows 2000 Professional からの限定アップグレード用にリリースされた製品ですので、Windows 2000 Professional を持っている人ならば、比較的安価で利用することができるパッケージです。

 

インストール環境

Mother Board ABIT VP6 
CPU @0 Intel Pentium III 1GHz CPU @1 Intel Pentium III 1GHz
Memory @0 nobrand DIMM 256MB Memory @1 nobrand DIMM 128MB
Memory @2 nobrand DIMM 128MB Memory @3 nobrand DIMM 128MB
IDE0 Master - IDE0 Slave -
IDE1 Master - IDE1 Slave DVD-ROM
IDE2 Master HDD 20GB IDE2 Slave -
IDE3 Master HDD 8GB IDE3 Slave -
AGP Matrox Millennium G400 Dual Head 16MB
PCI @0 IO-DATA GA-SV408 16MB PCI @1 Creative Sound Blaster Live Player
PCI @2 Adaptec AHA 2920C PCI @3 -
PCI @4 corega FastEtherII PCI-TX    
SCSI @0 Panasonic LF-D102    

今回のインストールに使用したコンピュータは、自作機の DOS/V コンピュータです。

システムのスペックはこのようになっています。インストールしようとしたときは、DVD-ROM が IDE2 Slave に接続されていたのですけど、そこからだと CD-ROM によるセットアップ起動ができなかったため、IDE1 Slave に変更しました。

 

マザーボード VP6 には、HighPoint Technology 社の HPT370 という RAID チップが搭載されていて、UltraATA/100 に対応しています。

今回は、このコントローラ上のハードディスクから Windows XP を起動してみようと思いました。なので、PC 起動時の HPT370 の BIOS 設定を少々いじる必要がありました。

HPT370 の初期化時に Ctrl+H を押して BIOS 画面を起動します。そして、Boot Device の設定で、Primary Master に接続されている 20GB のハードディスクを起動用として設定しました。また、マザーボード自体の BIOS 設定も行って、起動ディスクの検索順序を、FDD -> CD-ROM -> ATA100 の順で行われるように調整しました。

 

インストール開始

CD-ROM からの起動

DVD-ROM ドライブに Windows XP Professional 特別アップグレード版の CD-ROM を挿入してコンピュータを立ち上げます。

すると、最初に青い画面が現れます。ここで、サードパーティ製の IDE/SCSI コントローラを導入する場合は F6 キーを押してくれといわれるのですが、今回利用しているハードディスクコントローラは HPT370 や AHA 2920C といった有名どころだったので、手動でのインストールはしませんでした。

Windows XP に標準で用意されているのなら、それが一番安心な気がしたからです。幸い、どちらとも標準でサポートされていたようで、その後も何の問題もなくインストールを行うことができました。

Windows XP Professional セットアップ

しばらくの間、いろいろなファイルがコピーされて、最初の選択肢になりました。

インストールするのか、それとも復旧するのかという選択です。今回は新規インストールが目的だったので、Enter キーを押してインストールを続行します。

ライセンス契約とバージョンチェック

Windows XP Professional の許諾契約が表示されます。契約内容を読んだら F8 キーを押して同意します。

すると続いてバージョンアップのためのチェックが行われ、Windows 2000 が検出されなかったことを示すメッセージが表示されました。今回は新規にインストールする予定で、ハードディスク上に Windows 2000 がインストールされていなかったためだと思います。

Windws NT 3.51 Workstation, Windows NT 4.0 Workstation, Windows 2000 Professional, Windows 95, Windows 98, Windows Millennium のどれかの CD-ROM を入れてくださいと表示されました。

が、今回の Windows XP は Windows 2000 Professional からの特別アップグレード版だったので、無難に Windows 2000 Professional の CD-ROM を探し出してきて入れました。

ハードウェア環境の指定

続いてキーボードの種類の選択です。

今回は Microsoft 社の Internet Keyboard という、日本語 109 キーボードを使用していたので、「全角/半角」 キーを押して、日本語 106 キーボードを選択しました。

そしてインストールするハードディスクの選択です。

今回は HPT/100 上にある Primary Master に接続された 20GB のハードディスクをまるごと使用することにしました。なので、パーティション上の領域をすべて削除して、新規に割り当てられるだけの領域すべてを割り当てました。

その新たに作成したパーティションを選択して、NTFS 形式でフォーマットしました。フォーマットが終わると、セットアップに必要なファイルがハードディスクにコピーされて、ここでいったんコンピュータが再起動されます。

Windows の基本設定

再起動後、しばらくの間は自動的にいろいろな処理が行われるようです。

そしてしばらくすると、地域と言語のオプション設定画面になりました。「カスタマイズ」 や 「詳細」 ボタンを押すことによって調整することもできますが、今回のは日本語版の Windows XP なので、特に変更する必要はありませんでした。

次にソフトウェアの個人用設定です。この Windows XP の所有者の名前と組織名を入力します。それが終わるとプロダクトキーの入力です。パッケージ冊子の裏についているプロダクトキーを入力します。

 

次にコンピュータ名と Administrator パスワードの設定を行います。

コンピュータ名は好きな名前ならば基本的に何でもいいのですが、ネットワークに接続されたコンピュータの場合は、名前がぶつからないように注意する必要があります。

また、Administrator というのは、このコンピュータのいろいろな設定のすべてができるアカウントです。Administrator という名前でログオンすれば、デバイスドライバのインストールといったすべての操作を行うことができます。

ここで設定するパスワードは、ログオン画面の時に Adiministrator という名前とついにして入力するパスワードです。

 

そして日付と時刻の設定。自動的に時刻が設定されているので、違っていたら修正します。

ネットワークの設定

おそらく、Ethernet Adapter を取り付けたコンピュータだったからだと思いますけど、ここでネットワークの設定を行います。

特に細かな調整は必要なさそうだったので、「標準設定」 を選択することにしました。続いて所属するワークグループの設定になります。この設定がよくわからない場合は、変更しないか、またはてきとうなワークグループに参加させればとりあえずは大丈夫です。

うちのばあい、NT ドメインのネットワークが構成されているのでドメインのメンバにするようにしました。

構築されている NT ドメインのドメイン名を入力して、そのドメインにコンピュータを参加させる権限のあるユーザ名とパスワードを入力すればいいのですが、今回はうまくドメインに参加させることができなかったため、キャンセルして後で設定しなおすことにしました。

Windows の詳細設定

さて、しばらくの間は自動的に処理が続くので、ただ待つばかり。結構待つのでお茶を飲むなど席をはずしてしまっても大丈夫そうでした。これらの処理が終わると、自動的にコンピュータが再起動されます。

再起動後、Microsoft Windows へようこそ、という画面になりますので、「次へ」 を押して、次のステップに進みます。

 

インターネットへ接続しているかのチェックが行われ、「コンピュータを直接またはネットワーク経由でインターネットへ接続しますか?」 という質問が表示されました。

直接接続というのは、MODEM などを使って接続するということなのでしょうか…。とりあえず、うちは LAN 上にインターネットへつながるルータがありますので、ローカルエリア接続でしょう…。

 

続いて Windows のライセンス認証になりました。

おそらく、インターネットが利用できる (はずだから) でしょう。「はい、今すぐインターネット経由でライセンス認証の手続きを行います」 を選択して、Windows XP のライセンス認証を行うことにしました。

ここでライセンス認証を行わなくても、スタートメニューの 「アクセサリ」 → 「システムツール」 の中の、「Windows のライセンス認証」 を使用することで、後からでもライセンス認証を行うことができます。

 

その次はユーザ登録です。

インターネット経由でユーザ登録を行ってしまってもよかったのですけど、今回ははがきにてユーザ登録する予定だったのでキャンセルしてみました。

なんか、Windows XP を2つ以上購入すると、キャッシュバックが利用できるようです。はがきで登録しようと思ったのは、この申込書にユーザ登録依頼書を同封する必要があるからです。

気になる方は、http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/campaign/experience/ をご覧くださいませ。ただし、キャンペーン期間は2002年2月28日までとなっています。

 

そして、このコンピュータを利用するユーザの登録です。

Windows XP はユーザアカウントによって利用を制限する仕組みになっているので、ここで利用するユーザの登録を行います。もちろん後からでもユーザの追加はできます。

はじめのほうで Administrator アカウントの設定も行ったし、今回は既存の NT ドメインのユーザでログオンしようと思っていたので必要はなかったのですが、どうやら一人以上入力しないと次の設定に移動できないようだったので、とりあえず自分の名前を入れておくことにしました。

ネットワークの設定…

続いてネットワーク設定ウィザードが起動しました。おそらく、先ほどのネットワーク設定でエラーが発生してしまっていたので、今回もまた問い合わされているのでしょう。

 

とりあえず 「次へ」 を選択して、設定画面に移ります。そして使用目的の選択です。ビジネスネットワークの一部であるか否かを選択する場面です。

今までの経験上、NT ドメインに参加する場合はビジネスネットワークの部類に入ってしまうようなので、ビジネスネットワークを選択しました。

すると、ドメインを使用しているか否かの質問。なので、「ドメインを使用している」 を選択して次へ進みます。そして、ドメインへアカウントを追加する権限のあるユーザ名とそのパスワードを入力します。

これで登録完了のはずなのですが、「ディレクトリサービスは相対識別子を割り当てられませんでした。」 というエラーメッセージが表示されてしまって、うまく登録できませんでした。

 

とりあえず、キャンセルして後で設定してみることにしました。

後々わかったことですが、原因は Ethernet Adapter がうまく認識されていないとか、そういった理由ではなくて、ドメインを構築しているドメインコントローラというサーバ自体がおかしくなっていることがわかりました。

ドメインコントローラを復旧、というか作り直すことで、なんとかなったみたいです。

インストール完了

設定が終わって、ようやく Windows XP の起動画面になりました。とりあえず、Administrator アカウントでログオンして設定状況を確認してみることにしました。

デバイスマネージャで見てみると、2枚目にささっている PCI のディスプレイアダプタが、S3 Graphics inc. Savage4 として認識されていて、黄色いびっくりマークがついていました。また、Ethernet Adapter が VIA VT86C100A-Based Fast Ethernet Adapter という名前で認識されていました。

とりあえず、Ethernet Adapter の方は、正常に動作しているようなので良しとします。問題はディスプレイアダプタのほうで、IO-DATA 社の物なのですが、IO-DATA のホームページ を見ると、このディスプレイアダプタは Windows XP には対応していないとのこと。

 

仕方なく Matrox Millennium G400 の2つ目のポートを使ってデュアルディスプレイを構築したのですけど、これがなかなかいい感じでした。

以前に Windows 2000 Server で試したときは、2台のディスプレイというよりは、1台の大きいディスプレイとして認識されていた感じだったのですが、今度はちゃんと2台のディスプレイとして認識されてくれているようです。

最大化しても両方の画面いっぱいに広がらずに済むし、多々現れるポップアップダイアログも、画面の切れ目ではなくて、どちらかの画面の中央に表示されるようになっていました。これならわざわざ2枚のディスプレイアダプタを用意しなくてもいい感じです。

 

DVD-RAM を標準でサポートしたのも強みです。

以前は特殊なドライバを入れなくては CD-ROM としてしか認識されなくてなにかと面倒だった DVD-RAM ですが、今回はしっかりと DVD-RAM ドライブとして認識されてくれました。

あと、Microsoft 社の IntelliMouse Explorer ですが、PS/2 で接続しているせいかはわかりませんけど、ホイールをまわすとブラウザのバック機能になってしまったりして挙動が不振でした。これは、Microsoft 社のホームページから、最新の IntelliMouse ドライバをダウンロードしてインストールすることで解決できました。