FOSTEX AR-4i を iPhone 5 で使ってみる
HARDWARE REPORT
FOSTEX AR-4i に iPhone 5 を接続してみる
iPhone 4 や iPhone 4S 用の というオーディオインターフェイスが販売されています。
iPhone 4/4S 本体をスライドさせて底面 Dock にセットして、オーディオ入出力を強化できるようになっています。付属のスペーサーを使用することで、iPhone 4 よりも薄い iPod touch 4th も接続できます。
この FOSTEX AR-4i はとてもよく出来ていて、マイクを左右に二つ(横向きで使う場合は、上に二つ)接続してステレオ録音できるようになっていて、カメラ用のスタンドを接続するねじ穴も、下と横の 2 箇所に用意されています。
手持ちで撮影するための柄や、マイク入力のレベル表示やイヤホン出力端子も備えていて、とても使い勝手の良い印象を受けます。
micro USB ケーブルで電源を供給すれば、iPhone も充電しながら撮影できたりと、電源周りも良好です。
iPhone 5 で使用する場合
そんな FOSTEX AR-4i ですけど、iPhone 4 用の造りになっているので、形状の違う iPhone 5 はそのままでは接続できません。
ただ、本体の形状は、iPhone 4 と比べて iPhone 5 は、横幅は同じで厚みが少し薄くなっているので、AR-4i のスロットに滑り込ませることはできるはずです。
もう一つ大きく変わったのが接続コネクタ周りで、iPhone 5 では Lightning という、これまでの Dock とは全く違うコネクタになっています。
ただしこちらも、Apple から " " という Dock を Lightning に変換するアダプタが販売されているので、これを使えば AR-4i との接続自体はできるはずです。
このアダプタには注意書きがされていて、ビデオ出力はできず、アナログオーディオ出力も一部対応していない機械もあるとのことで、動くかどうかはもはや試してみないと判らなそうです。
そこで、実際に FOSTEX AR-4i と iPhone 5 を、Lightning 30 ピンアダプタを介して接続してみることにしました。
AR-4i の Dock コネクタに Lightning 30 ピンアダプタを接続して、iPhone 5 には iPod touch 4th 用のスペーサーを取り付けています。
撮る側からみるとちょっと不恰好ですけど、撮られる側からは幸い見えないので、これはこれでスマートですね。
iPod touch 4th 用のスペーサーは付けるとちょっと厚みが出すぎてきつい感じもありますけど、レールに滑り込ませるのに窮屈さを感じるほどにはならずにしっかりフィットします。
付けなくても極端にぐらつく感じもなさそうですけど、隙間は出来るので、しっかりと取り付けるためにも、スペーサーは挟んだ方がよさそうでした。
肝心のオーディオ周りも、試しに標準のカメラアプリで動画を撮ってみる限りでは、ちゃんと録音することができました。
もちろん映像も正しく記録されるので、ひとまずこれで AR-4i を iPhone 5 でも使えると思って良さそうです。