英語版の Visual SourceSafe 2005 を使ってみる
SPECIAL
Visual SourceSafe 2005 (English)
つい先日に Microsoft Visual Studio 2005 の製品完成が 2005/12/15 と発表されました。
個人的なお話ですけど MSDN Enterprise Subscription の契約が 2005 年の 12 月までだったりして、しかも次からは現在の契約だと Visual Studio Term Edition for Software Developers というサブスクリプションに移行してしまうそうで、レベルを下げるならまだしも、継続するには個人ではなかなかお高い値段になってしまうのでした。
そんな間に合うかどうか気になっていたところだったのですけど、これなら間に合いそうでなんとかほっと一安心です。
そういう感じで少しハラハラしつつ Visual Studio 2005 の発売日の発表を待っていた一環もあって念のため、ひとあし先に完成していた Visual Studio 2005 の英語版を MSDN サブスクリプション経由で入手しておくことにしました。
入手したのは Visual Studio 2005 Term Edition for Software Developers と Visual SourceSafe 2005 のどちらも英語版です。
そのうちの Visual Studio 2005 Term Edition for Software Developers (English) については、とりあえずは Visual Studio .NET 2003 で大丈夫と言いますか、ここしばらくは Visual Studio を本格的に利用していないこともありますし、個人的に .NET 初代から悩まされていた不具合らしきものは 2005 でも調整されていなかったことから、日本語版を入手するのが間に合わなかったときなどのために確保しておく感じです。
今回は、以前にも Visual SourceSafe 2005 Beta 2 を使ってみる で触れたように、Visual SourceSafe 6.0d だけはちょっと使い勝手に不便を感じる点があったので、日本語版が出るまでの間のために Visual SourceSafe 2005 日本語版の Beta 2 をインストールするのもあれだったので、英語版であれ完成版である Visual SourceSafe 2005 (English) をインストールしてみることにしたのでした。
Visual SourceSafe 2005 (English) を使ってみる
既に Visual SourceSafe 6.0d がインストールされている Windows XP Professional へ Visual SourceSafe 2005 (English) をインストールしてみることにします。
今回の環境には Visual SourceSafe 2005 Beta 2 はインストールされていませんので、すぐにインストール作業に入りましたけど、Beta 2 をインストールしている場合には、その辺りのソフトウェアを削除する必要があるのではないかと思います。
MSDN Enterprise Subscription (Visual Studio Term Developer) から Visual SourceSafe 2005 (English) の ISO ディスクイメージをダウンロードして、今回はそれを アーク情報システム 社の CD 革命/Virtual Pro 8.5 にてマウントして実行してみます。
すると、セットアッププログラムが自動的に起動しましたので、手順に従ってインストールを進めて行きます。
インストールについては英語版なので当然英語ではあるものの、手順の方は特別なことなく簡単にインストールすることが出来ました。
今回はクライアント用途ではありますけど、念のためサーバー用コンポーネントなどの全てのセットをインストールしておきました。サーバー用といっても通信に関連するコンポーネントなのですけど、これがクライアントにも必要なのかどうかよく判らなかったりしたので…。
これらを有効にするかどうかは SourceSafe Administration にて、ローカルのデータベースに対してのみ行えるようなので、ネットワーク上の別のところにある SourceSafe データベースをただ利用する場合には必要ないのかもしれないのですけど、でも逆にあったからといって何かが常駐するわけでもないようなので、インストールしておいても特に問題はなさそうです。
そしていざ Visual SourceSafe 2005 (English) を使ってみると、メニューやメッセージなどは英語ですけど、もともと多国を視野に入れたソフトウェアということもあって、データベースに記録されている日本語のファイル名やコメントなども問題なく確認することができました。
念のため入力なども行ってみましたけど、日本語 MSIME を用いて他のソフトと同様に日本語も入力できたりして、肝心の部分では日本語版とまったく同じ感覚で使うことが出来ましたので、日本語版が出るまでのつなぎとして十分に利用することが出来そうでした。
Visual SourceSafe 6.0d のときのような、フォルダをたどるときになにやら勝手にプロパティダイアログが表示されてしまうことがある感じもまったくなくて、データベースも Visual SourceSafe 6.0d と互換性があるため特別な心配も要らなくて、なかなか良い感じです。
ひとつ気になる点とすれば、スクロールバーがマウスのホイールでスクロールできないところでしょうか。
Microsoft 社の Trackball Optical を使用しているのですけど、もしかして IntelliPoint ソフトウェアを入れないと駄目なのかと思って、最新バージョンの 5.2 をダウンロードしてインストールしては見ましたけど、それによって解消されることはありませんでした。
それでも、フォルダの階層をたどるときの快適さは Visual SourceSafe 2005 (English) に軍配が上がるようなので、なかなか良い感じです。