Linux の使い方: データベースシステム MySQL をインストールする (CentOS 5.4)
MySQL
CentOS 5.4 では MySQL というフリーのデータベースシステムを利用することができるようになっています。
ただ、既定ではインストールされていないようでしたので、利用の際は予め、次のようにしてインストールしておく必要がありました。
なお、既定では "mysql" というパッケージが既にインストールされているようですが、これが入っているからといって MySQL のサーバーが利用できる状態にはなっていないので注意が必要です。
yum install mysql-serverこれにより、平成 22 年 2 月 2 日の時点では、"mysql-server 5.0.77-4.el5_4.1" と "perl-DBD-MySQL 3.0007-2.el5" の 2 つがインストールされました。
MySQL のインストールが完了すると、CentOS 5.4 の場合は ホームディレクトリを /var/lib/mysql とするアカウント "mysql" が作成され、MySQL の設定ファイルが "/etc/my.cnf" として用意される感じです。
インストールが完了したら、必要に応じて MySQL 設定ファイルの微調整を行います。
"/etc/my.cnf" ファイル内の [mysqld] セクション内に次の 1 行を追加して、既定の文字セットを UTF-8 に設定します。
default-character-set = utf8また [mysql] セクションを追加し、そこにも同様の設定を記載します。これにより、MySQL クライアントが扱う文字セットも UTF-8 となります。
以上を整理すると、初期の設定ファイルはおおよそ次のような感じになります。
default-character-set = utf8
[mysqld]
datadir=/var/lib/mysql
socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
user=mysql
old_passwords=1
default-character-set = utf8
[mysql]
default-character-set = utf8
これで MySQL の設定は完了です。
後は次のようにして、MySQL の起動を行います。
service mysqld startOS 起動時に MySQL が自動的に起動されるようにしたい場合は、併せて次のようにしておきます。
chkconfig mysqld on