無料になった Expression Web 4 をインストールする

SOFTWARE REPORT


Microsoft Expression Web 4 の有料版と無料版

以前にも Expression Web 3 に Web 4 のサイトリストを移動する のところで記した Web サイトエディタの Microsoft Expression Web 4 SP3 ですけど、昨日まで使えていたはずが再び、今朝になって「ライセンス認証を行う必要があります」というメッセージと共に起動できなくなりました。

ライセンス認証の手続きを今すぐ実行しても「Expression 製品は既にライセンス認証されています」と表示されて、そのままアプリケーションが終了してしまいます。

 

 

こうなると Windows を再インストールしない限りは、Expression Web 4 を再ライセンス認証することができなくなります。

この不具合に最初に出逢ったのが 2011 年 11 月 28 日だったのですけど、その時にサポートに問い合わせてもこれは有償サポートになるそうで、このためだけに Windows をインストールし直すのは労に合わず、結局のところ Virtual PC などを使って騙し騙し使っていた感じでした。

そのうち Windows 8 も登場して、Windows のクリーンインストールを機に Expression Web 4 もメインのパソコンで使えるように戻っていたのですけど、2013 年 6 月 14 日のここにきて、再びその問題が発生したのでした。

 

あれからだいぶ月日が経っているので、さすがにそろそろこの不具合が直った Service Pack が出てないものかと調べたところ、なんと Expression Web 4 が 2012 年 12 月 21 日で開発を終了しているという情報が目に入りました。

ただ、幸いそれだけではなくて、開発終了を受けて Expression Web 4 のフリー版の提供を開始したとのこと。

このフリー版はこれまでの Expression Web 4 のいくつかの問題が修正された、いわば、今使っている Expression Web 4 の最新版にあたるとのこと。

少なくとも無料版ならライセンス認証は必要ないでしょうから、少なくとも今回遭遇したライセンス認証が求められて起動できなくなるという不具合は無くなっていることが期待できます。

 

そんなこんなで、さっそく Microsoft Expression Web 4 の無料版をインストールしてみることにしました。

 

Microsoft Expression Web 4 無料版をインストールする

Microsoft Expression Web 4 の無料版は、2013 年 6 月 14 日現在、http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=36179 からダウンロードできるようになっていました。

このサイトにアクセスしたら、大きな Download ボタンではなく、[+] 印の Details をクリックします。

そして、その少し下にある "Japanese" を選択します。

これで日本語版の Microsoft Expression Web 4 無料版をダウンロードすることができます。赤色の Download の方だと英語版がダウンロードされてしまうので注意です。

 

ダウンロードされたファイルは、なんだか試用版みたいな "Web_Trial_ja.exe" というファイル名ですけど、気にせずインストールを進めると、無事、無料版の Microsoft Expression Web 4 がインストールされました。

ライセンス認証が必要と言われて起動できなくなる不具合も解消していて、設定も有料版のがそのまま引き継がれていて良い感じです。ちなみに無料版のバージョン番号は 4.0.1460.0 でした。

 

この頃は需要も少ないのかもしれないですけど、しっかりしていて自由度の高い Web サイト制作ツールって数万円はしてしまう印象なので、Microsoft Expression Web 4 が無料で利用できるというのは嬉しいですね。

この Expression Web は 1 から 3 までは致命的なバグに悩まされ続けてきましたけど、最期の有料版の Web 4 SP3 ではもはや数日に 1 度落ちたりサーバーとの通信中にエラーが出ることがある程度にまで落ち着いてきました。その辺りだけやや我慢すれば、操作感は軽快ですし、とても高機能で便利なツールなので、無料となれば十分すぎるほどの価値あるツールになってくれそうです。

それに今回の無料版は、そんな Expression Web 4 のバグフィックス版でもあるらしいので、そういった不具合がどこまで解消されているかも楽しみです。