版管理に含めないファイルをまとめて指定する - Git による版管理環境を構築する

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版管理に含めないファイルをまとめて指定する

Git では、リポジトリ内のルートディレクトリに ".gitignore" というファイルを用意して、その中に、Git による管理を行いたくないファイルの一覧を記載しておくことができるようになっています。

そうすることで、それらのファイルはステージングやコミットの対象としては挙げられてこないようになります。

 

この ".gitignore" ファイルの書き方としては、1 行毎に管理対象外としたいファイルやフォルダー名を記載して行きます。

たとえば Xcode4 での基本的な作業ファイル類を管理下から除外したい場合には、次のような内容になるかと思います。

# Xcode4

.DS_Store

project.xcworkspace

xcuserdata/

なお、"#" で始まる行はコメント行です。

 

この .gitignore では、このように 1 つ 1 つ指定する方法の他にも、次のようなワイルドカードを使用して、複数のファイルを一度に指定することもできるようになっています。

# 拡張子が "o" のファイルを管理対象外とします。

*.o

 

# release/ ディレクトリ内の、拡張子 "o" のファイルについては管理対象とします。

!release/*.o

このように Git で管理する必要のないファイルを調整の上、この ".gitignore" をリポジトリへ登録しておく感じになります。

".gitignore" ファイルはリポジトリへ登録しなくても、存在すればそれが効果を発揮しますけど、次に clone した時には必要ないというような限定的な設定でない限り、リポジトリへ登録しておくのが自然ですし便利です。

 

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