Windows Server 2003 R2 (x64) で FAX モデム REX-PCI56CX を使ってみる

SOFTWARE REPORT


FAX モデム REX-PCI56CX

インターコム 社より販売されている "まいと〜く FAX 8 Pro" を利用しようと思い、それとあわせて FAX モデムを導入することになりました。

PC で FAX を受信するにあたって、常に起動させている PC に "まいと〜く FAX 8 Pro" をインストールして使用したいところなのですけど、個人的に使用している PC で常時稼働しているものといえば、Windows Server 2003 R2 (x64) がインストールされた PC でした。

インターネットはすっかりブロードバンドに移り変わり、モデムはもはやインターネットで使用することもなくなったからか、販売されているモデムの種類もずいぶんと少なくなったように思います。そんな中で Windows Server 2003 の、しかも 64 bit 版に対応していることを謳うモデムというのも見つからなくて、購入するにもなかなか難しいところでした。

そんな数少ない候補のうち、ラトックシステム 社の "REX-PCI56CX" という 56 K FAX モデムが購入候補として挙がりました。

理由としては、Windows Vista 対応が謳われていたことと、Vista 対応ながら 64 bit 版には対応していないとは謳っていなかったことが挙げられます。また、"G3 FAX" や "Class 1 コマンド" 対応といった "まいと〜く FAX 8 Pro" を動作させる上で必要な機能が明記されていたことや、他の製品と比べて仕様面の表記がとてもしっかりしていたというところも、決定打になったポイントです。他、Low Profile ブラケットが付属しているところも、安心かもしれません。

そんなこんなで "REX-PCI56CX" を購入し、Windows Server 2003 R2 (x64) へインストールしてみることにしました。

 

FAX モデム REX-PCI56CX を導入する

Windows Server 2003 R2 を載せた PC では、ASUS 社の M2NPV-VM というマザーボードを使っています。

この PCI スロットへ、56K FAX モデム "REX-PCI56CX" を差し込んで、PC を起動しました。Windows が起動すると、自動的にハードウェアのインストールウィザードが起動し、デバイスドライバのインストールが始まりました。

ドライバを自動検出させてみましたけれど、デバイスドライバは Windows Server 2003 R2 (x64) には、標準では用意されていませんでした。そこで付属していた CD-ROM を探してみると、"WinXP64" というフォルダの中に Windows XP (x64) 用のデバイスドライバがありました。

Windows Server 2003 は XP に近いはずなので、それをインストールしてみました。すると "PCI SoftV92 Modem" として認識されました。モデムのテストを行ってみても、正常に応答するようでしたので、とりあえずは問題なく動作している感じです。