Microsoft Outlook 2007 がエラーにより起動できなくなる
TROUBLE REPORT
突然 Outlook 2007 が起動できなくなる
Windows 7 (64 ビット版) で Outlook 2007 を利用していたのですけど、Windows を再起動したところ、Windows 起動後に次のメッセージが表示されて、Outlook 2007 が起動できなくなってしまいました。
これについて調べて見ると、他の方でも同じ症状が発生することがあるようで、インターネット上にてその解決方法が見つかりました。
原因は 2 通りあるようで、ひとつは "Outlook 2007 のデータファイルが何らかの理由で損傷を受けた" ことによる一般的なもの、そしてもう一つが "Microsoft Office Service Pack 2 または Outlook 用の更新プログラム (969907) を適用したことに起因する不具合" が原因として挙げられていました。
これら 2 つの方法について、下記に記しておこうと思います。
Outlook 2007 データファイルを復旧する方法
Outlook 2007 のデータを復旧するに当たり、まずはデータファイルの保存位置を確認します。
コントロールパネルから "メール設定" を開きます。ここで 【プロファイルの表示】 ボタンをクリックすると、コンピュータにセットアップされたプロファイルを確認することができます。
この中から "Outlook" を選択して 【プロパティ】 ボタンをクリックします。
そして、メール設定画面から 【データファイル】 を選択することで、コンピュータに格納されているデータファイルの名前とそのファイル名を確認することが出来ます。
ここから、使用しているデータファイルのファイル名をコピーします。
続いて、Microsoft Office 2007 をインストールしたフォルダ (C:\Program Files\Microsoft Office\Office12\ 等) を開き、その中の "SCANPST.EXE" を実行します。
"スキャンするファイル名" の欄で、先ほど調べたデータファイルを指定して 【開始】 ボタンをクリックすると、Outlook 2007 データファイルのチェックが行われます。
チェックによってデータファイルに矛盾が確認されると、続いて修復を促すダイアログボックスが表示されました。
ここで 【修復】 ボタンをクリックしますが、念のため "修復する前にスキャンしたファイルのバックアップを作成" を選択している状態にしておくのが良いでしょう。
後は "修復が完了しました。" というダイアログボックスが表示されれば、操作は完了です。
Outlook 2007 プロファイルを復旧する方法
Outlook 2007 のプロファイルを復旧する方法は簡単です。
コントロールパネルから "メール設定" を開きます。ここで 【プロファイルの表示】 ボタンをクリックすると、コンピュータにセットアップされたプロファイルを確認することができます。
ここで、いつも使用しているプロファイル、たとえば "Outlook" を選択して 【コピー】 ボタンをクリックすると、コピーしたプロファイルを保存するプロファイル名を尋ねられるので、例えば "Outlook 2" など、別のプロファイル名を指定します。
後は、コピーしたプロファイルを "常に使用するプロファイル" として選択して 【適用】 ボタンを押すことにより、Outlook 2007 が起動できるようになります。
起動できるようになったら、壊れたプロファイルの方は削除しておいて問題ありません。