Nagios で Submission を監視する
SETUP
Submission ポートを監視する
サーバー監視ツール Nagios で、メール送信に使用する Submission ポートを監視する方法について記してみます。
なお Nagios のインストール方法については以前に CentOS 5.4 にサーバー監視ツール Nagios 3.2 をインストールする で記しましたので、必要に応じてこちらも参考にしてみてください。
Submission ポートの場合、ポート番号が 587/TCP になるのと、接続の際には通常 SMTP-AUTH による認証が必要になりますので、そのあたりに注意して、Nagios の監視コマンドを定義します。
たとえば "/etc/nagios/objects/commands.cfg" ファイルに、次のようにコマンド "check_submission_host_port_user_pass" を定義します。
define command {
command_name check_submission_port_user_pass
command_line $USER1$/check_smtp -H $HOSTADDRESS$ -p $ARG1$ -A LOGIN -U $ARG2$ -P $ARG3$
}
ここで、"-A LOGIN" を付け忘れると、ユーザー名 (-U) とパスワード (-P) のオプションをつけても SMTP-AUTH 認証を試みてくれないので注意が必要です。
このような定義が終わったら、たとえば "/etc/nagios/objects/services.cfg" などで、次のようなコマンドラインで Submission ポートの監視を行うことができるようになります。
check_command check_submission_port_user_pass!587!USERNAME!PASSWORD
これで、単純に 587/TCP への接続ができなくなった場合だけでなく、SMTP-AUTH 認証に失敗した場合にも、エラーとして検出してくれます。