iTunes のバックアップフォルダを移動する
SOFTWARE REPORT
Windows 8 のシステムドライブの容量が不足
Windows 8 のシステムドライブがいっぱいになってしまいました。
さすがに 120GB の SSD では容量不足かとも思ったのですけど、どこで多くの容量を使っているかを調べてみると、なにやら C:\Users\ ディレクトリの自分のフォルダで 34GB も使っていることが判りました。
自分のフォルダ内なら整理できるだろうと思って調べてみると、どうやら AppData という隠しフォルダでその大半が使用されているようです。
さらに細かく見てみると、さらに次の二つのフォルダで多くの容量が使われている感じです。
- Local (23GB)
- Roaming (11GB)
そのうちの Roaming フォルダを見てみると、その中の "Apple Computer\MobileSync" というフォルダがそのうちの 9 割を占めていて、ここには iTunes のバックアップデータを保存するフォルダがありました。
これを別のドライブに移したいところですけど、iTunes の設定画面からはこのフォルダを移動することができないようなので、ジャンクションという機能を使って、このフォルダを別のドライブのフォルダに接続するようにしてみます。
ちなみに "Local" フォルダの容量の大半は、自分の環境では "Microsoft" フォルダの Outlook データでした。
添付ファイルを受け取ったり、昔のメールをたくさん残しているようなときには、このようにメールデータだけでもけっこうなディスク容量を圧迫する原因にもなり得ますね。
iTunes のバックアップフォルダを別の場所に移動する
たとえば今回は D ドライブに "iTunes Roaming" というフォルダを作って、その中に iTunes のバックアップフォルダを移動して、元の場所から新しい場所へのジャンクションを作成してみます。
ジャンクションを使うと、あるフォルダの中身を別のフォルダにリンクすることができます。
まず、iTunes が起動していれば終了させます。
そして "file:///C:/Users/%USERNAME%/AppData/Roaming/Apple Computer/" フォルダを開きます。
その中の "Mobile Sync" フォルダを、移動先(今回は "D:\iTunes Roaming" フォルダ)に移動します。
そして、コマンドプロンプトから MKLINK を使ってジャンクションポイントを作成します。
mklink /J "C:\Users\%USERNAME%\AppData\Roaming\Apple Computer\
MobileSync" "D:\iTunes Roaming\MobileSync"
こうすることで、もともとあった "C:\Users\%USERNAME%\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync" にアクセスしたときに、移動先の "D:\iTunes Roaming\MobileSync" が見えるようになりました。
これで iTunes バックアップフォルダの移動は完了です。