勉強会の発表準備をカラオケ店でしてみたら良い感じでした
勉強会
勉強会の発表資料を外で作る機会が増えてきた中、そういえばカラオケ店で作業をすると良さそうなんじゃ…と思い立って、その心地を試してみたら、思ったよりも遥かに良い感じでした。
プログラミングの勉強会で発表させて頂ける機会が多いのですけど、この頃は外で準備をすることも多くなってきて、喫茶店とかコワーキングスペースとかを利用していました。そんな折 カラオケ店で勉強会の準備をしたらどうなるんだろう という疑問が脳裏をよぎって、思わず試してみることにしました。
今回、お邪魔することにしたのは ビッグエコー渋谷駅前店 です。この頃は一人カラオケもすっかり浸透したみたいで、ひとりでも利用しやすくなりましたね。自分はもともとそういうのって、必要性を感じればあまり気にならないですけど。
カラオケ店が気になった理由
そもそもなんで、勉強会の準備にカラオケ店が気になったかというと、次の事柄が挙げられるように思います。
- 喫茶店やコワーキングスペースと違って完全に個室なはず。
- 座り疲れとかを感じた記憶がない。
- 発表内容を喋ってリズムを確かみたいとき、本番さながらの勢いで臨めるはず。
そう、喫茶店とかコワーキングスペースだと何かと「居心地の良さ」って気になるところに思うんですけど、そういえばカラオケ店に行くときに 今日は居心地いいかな? なんて心配したこともないし、実際に利用しているときに 椅子が座りにくいな とか、よほど大勢で行ってぎゅうぎゅう詰めでもない限り、数時間居るのに居心地からくる疲れを感じた記憶がないんですよね。
いちばんの注目は、リハーサルのしやすさ
それに加えて、特に最後の理由がいちばん大きくて、発表資料を作ったときに、実際に声に出してリズムをつかみたいときってよくあるんですよね。そういう時、喫茶店やコワーキングスペースだと周りに気を使わないといけないので、絶対にせいぜい小声でしゃべる形になるんですけど、これがなかなか、ちゃんと確かめられているように思えても、やっぱりちょっと感触が違ってしまうみたいなんですよね。
そんなのもあって、カラオケ店ってもしかして、勉強会の資料作りと発表練習にぴったりの環境なんじゃないかと思ったのでした。利用料金も部屋の時間貸しなので、歌わなかったからってそれ自体がお店の不利益につながることもなさそうですし。
実際にカラオケ店を使った感想
そんなわけもあり、ちょうどその日に開催される勉強会の発表準備が仕上がってなかったのもあり、さっそくカラオケ店で勉強会の準備をしてみることにしました。
ワンドリンク制だったのでドリンクバーをお願いしつつ、ルーム番号 12 の禁煙室へ通してもらって、まずはじめに感じたことは期待どおりの居心地の良さでした。
居住空間としての良さ
個室だからというのもそうなのですけど、それなりに防音で、聞こえてくる音はほどよい BGM な感じでした。室内の装置から聞こえてくる音もとても小さくて、まったく邪魔にならない感じ。お店によっては大音量な部屋とかあった気がしますけど、おそらくたしか装置のボリュームをいじれば小さく調整できますよね。
そして、素晴らしかったのが椅子の座りやすさです。喫茶店よりずっと良いのも確かですけど、もしかしてコワーキングスペースよりもずっと座りやすいというのも確かかもしれません。
個室についてもそうですね。居合わせる他の人たちによって大きく影響を受ける可能性のある喫茶店、それほどでもないけれど影響を受けやすいコワーキングスペースと比べても、居心地については圧倒的な安定感です。
飲食のしやすさ
それと大きかったのが飲食のしやすさでした。最近のカラオケ店ってファミリーレストラン並みの飲食メニューが提供されているところも多いみたいで、今回お邪魔したビッグエコーも充実していました。
自分は勉強会の前に軽く軽食を取ることが多いので、喫茶店とかがちょうどいいと思っていたんですけど、カラオケ店でもちょうど良さそう。というか、利用して気づいたんですけど、喫茶店と違って部屋にいながら注文できて、しかもわざわざ持ってきてくれるとか、なんて嬉しいことなんでしょう。むしろそこまでしてくれて、ちょっと申し訳ないかもしれないくらいです。
今回のビッグエコーでは、食事の注文が室内の端末からできるようになっていたので、わざわざ電話でお願いしないといけないこともなくてなおさら良い感じでした。
作業環境としての良さ
勉強会の資料を作成するための環境としても良い感じです。カラオケルームって暗い印象があったりしますけど、少なくとも今回の部屋はちゃんと室内のあかりをつけられるようになっていて、作業するにちょうどいい明るさに調整することができました。
しかも今回の部屋は、明るさが ON/OFF ではなく無段階調整な感じだったので、室内やや明るく照らす感じに調整すると、落ち着きつつ眩しくなくみたいな、良い感じの明るさの中で作業をすることができました。
勉強会のリハーサルに最適
発表のリハーサルにも最適でした。これはもともと、いちばんに期待していた点ですけれど、いざ実際にやってみると想像よりも良い感じでした。安心して登壇中と同じくらいに全力で喋れる環境って、そういえばなかなか無いかもしれません。
もともと自分はどうも声の大きさを調整するのが苦手みたいで大きい声でしゃべってしまって後にふと気づいて反省することが多々ありますけど、さておき、前方3メートルくらい先から、さらにずっと先まで人がいるのを想定して、思いっきり声をそこまで届かせようとしゃべってみても、カラオケ店のまったく問題なく許される感じはすごいです。
部屋の外から聞いてないので、外に聞こえているのかもわからないですが。まあ、心配事は聞こえるかというより、騒音的な苦情になるかどうかなので、カラオケ店なら特に心配はないのかなって思いながら。
本番さながらに練習できる
それと思ってもいなかった利点が立ってしゃべれるというところ。
勉強会って立ってしゃべることになりがちですけど、喫茶店やコワーキングスペースだとさすがに立ち上がって練習するのは憚られますけど、カラオケ店だと立ってしゃべることはおろか、普通に身振りさえもできてしまうという、これはかなり大きなメリットでした。
利用料金は高め? ちょうど良い?
そんな感じで環境としては最適でしたけど、利用料金としては少しばかり高いと思うかもわかりません。
カラオケ店の料金体系についてはあまり良くわかってないのですけど、とりあえず今回は 30 分単価 356 円で、2 時間 30 分の利用だったので、ルーム料金が 1,780 円でした。それに加えて、ドリンクバーの 432 円と、軽食として注文したチーズバーガー(ポテトセット)が 367 円、それをクーポンで 5% オフにしてもらって、合計 2,450 円でした。
少し高いかなと思えなくもないですけれど、場所を借りている上に軽食も戴いた上にその料金も含まれているので、悪くない値段かなって感じました。安定した作業環境と食事環境が利用できるのも手伝って、相応の価値はありそうです。
気になったところと、まとめ
そんな感じで、勉強会の資料作成や発表練習にカラオケ店、環境としてはかなり良い感じでした。
そんな風にして利用させて頂きましたけど、そもそもの『カラオケ目的』以外での利用はお店にとってどう映るんだろう、というのは少しばかり心配ごとではありました。とりあえず、料金は歌うかどうかにかかわらず部屋単位であることと、おとなしくしていて、活動するときも声を出すという本来の用途に近いこともあって、きっと大丈夫かなって思って利用させて頂きました。
音響の多目的室?
そういえば、電源コンセントが利用しやすめな目立つところに用意されていて、それは自由に使っていいのか判断つかなかったので使わないでいたのですけど、先ほどビッグエコーのサイトを見ていたら 無料貸出
としてコンセントタップが ゲームやパソコンなどを使用する際にお使いください
というコメントとともに書かれているので、もしかしたら普通に使って良いのかもしれません。
しかもこのページには DVD プレイヤーまであって お好きな DVD を持参して大画面で鑑賞できます
という記載もあるので、もしかすると HDMI ケーブルを持参して、これはもしかして発表資料を設備のモニターに映しながら練習するみたいなこともぜんぜんアリかもしれません。
使いたくなったら念のため聞いてみようかなって思いますけど、とりあえず、もしかすると発表練習にかなり理想的な環境が揃っているかもしれませんね。
ウォーミングアップにも最適かも
それと、本来の利用用途である『カラオケができる』というのも利点かもしれません。
声を出すのって少なくとも自分はもともと苦手で、ここ2年ほど発表を続けてさすがにかなり慣れましたけど、それでも声が出やすくなるのは、しゃべり始めて少ししてからなので、ちょっと数曲歌っておけば、良い具合に温まって声が出しやすくなりそうです。
軽食の取りやすさも踏まえると、もしかして勉強会前の時間調整でカラオケ店を 30 分とか 1 時間とか利用して、食べ物をつまみつつ喉を温めるみたいな、そういう利用の仕方ももしかしてけっこう良い感じかもしれないなって思ってみたりしました。
まとめ
そんな感じで、想像以上に勉強会の準備に適切な空間でした。また何度か利用してみて、使い心地をさらに確かめてみたいなって思います。