Windows 7 で Minidump データを閲覧できるようにする
SOFTWARE REPORT
Minidump ファイルを閲覧する
Windows NT 以降、Windows で致命的なエラーが発生した際に、通称 "ブルースクリーン" と呼ばれる、エラーメッセージが表示されます。
このとき、システム設定の 「起動と回復」 で、デバッグ情報の書き込みを有効にしておくと、可能な範囲でデバッグ情報をハードディスク上に記録してくれるようになります。
このデバッグ情報の書き込みのうち、"最小メモリダンプ" を選択した場合に Minidump ファイルが生成されます。
ディフォルトでは "C:\Windows\Minidump" フォルダに "MiniMMYYYY-NN.dmp" という形式のファイル名で保存される様子ですが、この内容を確認するには "dumpchk.exe" が必要となります。
Windows 7 では、このプログラムは標準ではインストールされていないので、次のように環境を整えてあげる必要がありました。
Windows Debugging Tools のインストール
Minidump ファイルの内容を参照するためには "dumpchk.exe" が必要となります。Windows 7 の場合、このプログラムを使用するには "Windows Debugging Tools" をインストールする必要があるようです。
Windows Debugging Tools は、平成 21 年 10 月 20 日現在、下記の URL からダウンロードすることが出来るようになっていました。
自分の環境は 64 ビット版の Windows 7 でしたので、"64 ビット版 Debugging Tools for Windows" の方から、"dbg_amd64_6.11.1.404.msi" をダウンロードすることにしました。
ダウンロードしたプログラムを実行すると、Debugging Tools for Windows (x64) のインストーラーが起動します。
そして、手順通りに進めて行けば、インストールは完了します。
インストールが完了すると、インストールフォルダに "dumpchk.exe" が格納されているので、それを用いて次のようにすることで、ファイルの内容を閲覧することができます。
dumpchk Mini102009-02.dmp
64 ビット版のディフォルトのセットアップの場合には、"C:\Program Files\Debugging Tools for Windows (x64)" フォルダーにデバッグツールはインストールされていると思います。
なお、Debugging Tools for Windows をインストールした際に併せて導入された "WinDbg" ツールを用いて、Minidump の内容を閲覧することも可能でした。