Windows Me のインストール

SOFTWARE REPORT


はじめに

Microsoft 社の Windows Me 期間限定特別パッケージを用いて、VAIO ノートの PCG-505V/ABX にインストールされている Windows 98 をアップグレードしてみることにします。

この ”期間限定特別パッケージ” は、Windows 98 からのアップグレードに限られた Windows Me の安価パッケージです。

 

ハードウェア構成

今回は、PCG-505V/ABX というノートパソコンに Windows Me をインストールしてみることにします。

CPU は MMX Pentium 300MHz、MEMORY は 128MB、CD-ROM は付属の PCMCIA 経由の CD-ROM ドライブと、簡単に書くとこのような感じになります。

今回は、付属の CD-ROM ドライブを使用して、Windows Me へアップグレードする方法で進めていきます。

 

セットアップの開始

CD-ROM ドライブの電源を入れて、PCG-505V の電源を入れます。

Windows 98 が起動したら、Windows Me の CD-ROM を挿入します。すると Windows Me のセットアッププログラムが開始されます。

ダイアログボックスが現れて、

この CD-ROM には、現在使用中の Windows よりも新しいバージョンの Windows が入っています。バージョンをアップグレードしますか?

というメッセージが表示されます。今回は Windows をアップグレードするのが目的なので、「はい」 を選択します。

 

するとセットアップが始まり、まずはシステム状態のチェックが始まります。チェックか終わると、セットアップウィザードが開始され、必要項目の入力が始まります。

 

【Windows Me セットアップへようこそ】

まずは Windows Me のセットアップが開始される旨が伝えられますので、【次へ】 を押して次へ進みます。

【使用許諾契約】

Windows Me を使用する上での許諾契約が表示されます。ひととおり読んだら、【同意する】 にチェックを入れて 【次へ】 を押して次へ進みます。

期間限定特別パッケージの場合、Windows 98 からのアップグレードしか認められていないので気をつけましょう。

【Windows プロダクトキー】

Windows Me の CD-ROM のケース裏に書いてあるプロダクトキーを入力します。正確に入力したら 【次へ】 を押して次へ進みます。

【コンピュータの検査】

コンピュータの重要な部分を検査しているそうです。ハードディスクのチェックや、レジストリのアップグレードが含まれます。

この部分はコンピュータによって自動的に行われます。

【ディレクトリの準備】

インストールするディレクトリの準備が行われます。

既にインストールされたコンポーネントを調べたり、インストールに必要なディスクの空き容量などを調べているようです。

この部分はコンピュータによって自動的に行われます。

【システムファイルの保存】

必要に応じて既存の Windows システムファイルを保存しておくことができます。

システムファイルを保存しておくことで、Windows Me をアンインストールし、もとの Windows 98 へ復元することができるそうです。お好みに合わせて選択してください。

今回は念のため、【はい】 を選択して次へ進むことにします。

【システムファイルの保存】

おそらく上記でシステムファイルを保存するようにしたためだと思いますが、既存のシステムファイルの保存が行われます。

この部分はコンピュータによって自動的に行われます。

【起動ディスク】

Windows Me の起動ディスクの作成が始まります。

起動ディスクを作成するかしないかは、ユーザが選択することができます。しばらくすると、”ディスクの挿入” というダイアログが出てきますので、起動ディスクを作成したい場合は 【OK】 を、作成したくない場合は 【キャンセル】 押して次へ進みます。

【Windows Millennium Edition ファイルコピーの開始】

Windows Me をインストールする上での必要な情報が集まり、いよいよ Windows Me のインストールが始まります。

【完了】 をクリックして、ファイルのコピーを開始します。

 

進行状況がパーセンテージで表示され、自動的にインストールが進行していきます。30分くらいかけてファイルのコピーが行われ、その後自動的にコンピュータが再起動作ひれます。

再起動が行われると、いよいよ Windows Me のロゴと対面することになります。

 

続いて、Windows Me の最終設定が行われます。

ハードウェアの設定が自動的に行われるのですが、今回は途中でハングアップしてしまいました。しかたなく、一度コンピュータの電源を切ってもう一度起動してみました。

しかしそれでもまた停止してしまいます。10分ほどほうっておいても進展がないようなので、もう一回再起動してみることにしました。

今度はうまくいったようです。PCMCIA カードを差したときの音がして、先へ進みました。設定が終わり、再び自動的にコンピュータが再起動しました。

再起動後は再び最終設定です。今度はディスプレイドライバを見つけたせいか、液晶画面にきれいな文字が表示されるようになりました。

15分間くらいの間、「コントロールパネル」、「スタートメニュー」、「Windows ヘルプ」、「アプリケーション起動のチューンアップ」、「システム設定」 と設定が行われ、Windows Me のインストールは完了しました。

自動的にコンピュータが再起動されて、セットアップ完了です。