CentOS 5.3 でルーティング機能を有効にする : Linux の使い方


ルーティング機能を有効化する

CentOS 5.3 では、ディフォルトでは IP パケットの転送は行われないように設定されています。

PC ルーターや VPN ルーターとして機能させたい場合には、予めルーティング機能を有効にする必要があります。

 

コマンドラインから次のようにすることで、即座にルーティング機能を有効化することができます。

echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward

これで、ルーティング機能が有効になります。逆に、無効化したい場合には、上記の "echo 1" のところを "echo 0" に変えて実行します。

なお、この設定は、OS 再起動時にはディフォルトの状態に戻ってしまうので気をつけましょう。

 

起動時にルーティング機能を自動的に有効化する

Linux 起動時にルーティング機能を有効化させたい場合には、設定ファイルを編集する必要があります。

CentOS 5.3 の場合は "/etc/sysctl.conf" を開いて、"net.ipv4.ip_forward" の値を調整します。

net.ipv4.ip_forward = 1

このように設定することで、OS 起動時にルーティング機能が有効化されるようになります。