ドメインコントローラの役割 [FSMO]

SERVER


Active Directory 操作マスタ

Windows 2000 Server の Active Directory によって管理される情報は、複数のドメインコントローラが存在した場合でもそれらが対等にその情報を取り扱うことが出来るようになっているとのことです。

 

けれど一部に限り、情報の矛盾を避けるなどのために、単一のドメインコントローラにしか更新を許可していないものもあります。

その割り当てられた役割のことを FSMO (Flexible Single Master Operation) ルールといい、それぞれを担うサーバのことを 「操作マスタ」 と呼ぶようです。

 

操作マスタ 単位 役割
スキーママスタ フォレスト毎 Active Directory データベースのスキーマ (構造) を変更することができる
ドメインネーミングマスタ フォレスト毎 フォレストへ、ドメインの追加や削除ができる
RID プールマスタ ドメイン毎 SID を作成するために使用する ”RID (Relative ID) プール” を作成して配布できる
PDC エミュレータ ドメイン毎 Active Directory に対応していないクライアントのために、NT ドメインにおける従来のプライマリドメインコントローラと同等の役割を担える
インフラストラクチャマスタ ドメイン毎 グループアカウント内におけるユーザ情報の変更結果を通知、複製することができる