"いきなり PDF" を使ってみる

SOFTWARE REPORT


いきなり PDF

"いきなり PDF" は SOURCENEXT さまが販売している、PDF 書類として印刷するためのソフトウェアです。

機能的には Adobe 社の Acrobat などに組み込まれている PDF Writer みたいな感じです。PDF 作成ソフトがプリンタとして登録されるので、作成した文書などを印刷する要領で簡単に PDF ファイルを作成する事ができます。

 

PDF 作成ソフトを探す

いままでは Adobe Acrobat 4.0 を利用して PDF ファイルを作成していたのですけど、ちょっとした都合で別の PC でも PDF ファイルを作成する必要が出てきたのでした。

ためしに PDF Writer を共有プリンタとして設定してみたのですけど、残念ながら印刷時にエラーとなってしまうのでした。なのでフリーの PDF 作成ソフトでもないものかと Vector ソフトウェア さまを探してみました。

すると、フリーではないですけど 1,980 円というなんともすばらしい価格で PDF 作成ソフトウェアがあるではないですか。そんなこんなで見つけたのが、この SOURCENEXT さまの "いきなり PDF" なのでした。

 

"いきなり PDF" を使ってみる

最寄のパソコンソフト屋さんで "いきなり PDF" を購入し、さっそく予定していた PC へインストールしてみることにしました。OS は、いつだかに Microsoft さまの MSDN で入手した Windows Server 2003 Standard Edition です。

対応 OS が Windows XP / 2000 との事なのですけど、恐らく Windows Server 2003 でも動くだろう…、ということで実験もかねてのインストールでした。

 

インストールは非常に簡単で、CD-ROM を挿入して放って置けば完了です。

もっとも、個人的にはインストールディレクトリを指定したかったのですけど、うっかりしていたらインストールが終わってしまっていました。インストールプロセスの開始まで 15 秒の間があるので、その間に表示されている 「カスタムインストール」 ボタンをクリックすれば、おそらくディレクトリを指定したりすることができると思います。

 

インストールが終了すると、プリンタとして "いきなり PDF" が登録されていますので、あとはワープロソフトなりなんなりで、印刷操作を行えば簡単に PDF ファイルを作成する事ができました。

 

ライセンスについて

このソフトも一般的なソフトウェアのように、ソフトウェア利用許諾契約に同意した上で使うことになるのですけど、そのライセンスの中で気になるところがありました。

ソースネクスト 使用許諾条件書 の第2条なのですけど、2004/04/08 現在、次のような記載がなされていました。

弊社は、本製品1ライセンスにつきユーザー1名のコンピュータ1台に限り本ソフトウェアのインストールおよび使用を許諾いたします。但し、ユーザー1名で、かつ複数のコンピュータによる同時使用を行わない場合には、複数台のコンピュータでの本ソフトウェアのインストールおよび使用を許諾致します。

なんと、自分 (ユーザ1名) だけでパソコンをとっかえひっかえ使う場合には、それらのコンピュータに "いきなり PDF” をインストールしてもいいようです。

 

本当は Acrobat を Windows Server 2003 で使用したかったので、さっそく Acrobat 4.0 を Windows Server 2003 の方へインストールしなおして、Windows XP Professional の方へ "いきなり PDF" をインストールしました。また、ノートパソコン Windows 2000 Professional へもインストールしておきました。

「Acrobat をインストールしたほうは PDF Writer があるから "いきなり PDF" は削除しよう…」 と思ったのですけど、Windows Server 2003 だからかどうなのか、うまく PDF Writer がプリンタとして登録されなかったため、こちらでも "いきなり PDF" のお世話になることになりました。