Mac の起動音を消したり小さくしたりする
iMac
Mac の起動音がとても大きくて気になっていたので、さりげなく聞こえる程度に小さくしてみました。
Mac の起動音を調整する
iMac Late 2013 を使い始めてから、電源を入れた時のサウンド(起動音)がとても大きくて気になっていました。そこで、起動音を気にならない程度に小さくしてみることにしました。
今回の iMac Late 2013 は 21.5 インチで、OS は OS X Yosemite 10.10.1 です。
起動音を設定する
どれくらいの音量で起動音を鳴らすかは、Mac 本体内のNVRAM という不揮発性メモリに記録されているようです。
そこでnvram
コマンドを使用して、起動音の再生音量を調整します。
再生音量はSystemAudioVolume
に対して、%xx
という表記の 16 進数で指定します。指定できる音量は、消音を意味する%00
から、最大音量の%7F
の間で指定することになるようで、それ以上の値を指定した場合は再生されない様子です。
sudo nvram SystemAudioVolume=%27
たとえばこのようにすることで、音量を 16 進数で言うところの 27 に、つまり普通の 10 進数では 39 に設定できます。これくらいの音量だとさりげなく聞こえる くらいの音量に調整できる様子でした。
なお、設定はsudo
コマンドを使用するので、実行時に管理者権限のあるパスワードの入力が必要になる場合があります。
起動音の消し方を調べていた時に MuteCon や Psst といったアプリを使う方法がよく見つかってきたのですけど、少なくとも今回の自分の iMac では起動音が消えてくれませんでした。これらのアプリは OS の音量を起動や終了時に自動調整する仕組みになっているようで、無理やり感もありますし、今回の NVRAM を使った設定がいちばん良さそうです。
設定されている音量を確認する
起動音を鳴らす音量がいくつに設定されているかは、次のようにして確認できます。
nvram -p | grep SystemAudioVolume
このようにすると、現在設定されている音量が表示されます。
このときに表示される音量の書式は、設定の時と同じ%xx
という形式の場合もありますが、指定した数値に対応する ASCII 文字がある場合は、その文字が表示される場合があります。
たとえば、音量がG
と表示された場合は、その ASCII コードの%47
が設定されていることになります。
どの文字がどの ASCII コードになっているかはASCII コード表 に整理してあります。