玄関の鍵の抜き差しをスムーズにする

LIFE REPORT


玄関の鍵が抜けにくいとき

ある日、玄関の鍵がなかなか抜けなくなってしまいました。

鍵は "ディンプルキー" と呼ばれる表面にくぼみが掘り込まれたタイプの鍵だったのですけど、鍵を挿す時点でも少し引っかかって重さを感じるところでしたが、抜くときには力をやさしくくわえて上下に動かしながら引き抜かないと抜けてくれない感じです。

 

コツをつかめばとりあえずは大丈夫だろうと思いながらも、インターネットで調べてみると、そんな鍵が抜けなくなった事例がけっこう見つかりました。そしてそこには "引っかかりを感じていたけど、ある日突然まったく抜けなくなった" といった話もちらほら見られたので、抜けにくいと感じた時には、早めに対応しておいたほうがよさそうです。

 

鍵の滑りを良くする

対処方法は、もちろん "鍵の滑りを良くする" ということになるのですけど、ここで使う潤滑剤は油ではなくて "鉛筆の芯" になるのだそうでした。

油だとかえって埃を巻き込んだり固まったりして、長期的にみると、鍵がまったく抜けなくなったり、鍵が開かなくなったりしてしまうのだそうです。こういったことを防ぐために、鍵への潤滑剤は粉末状の潤滑剤として黒鉛を使うことになるらしく、日常では鉛筆に黒鉛が含まれているとのことでした。

自分のような素人の感覚では、粉末を入れたらそれこそ引っかかってしまいそうにも思えましたけど、インターネット上ではかなり評判の良い方法だったので、さっそく試してみることにしました。

 

気になる鉛筆の芯の量なのですけど、試してみた感じだと、これはごくわずかで良さそうでした。

まず、鉛筆の芯をカッターで紙の上などに削り落とします。この時、普通に書くために削られた鉛筆のすでに露出している部分から、表面をいくらか粉末状に削りだすくらいで大丈夫です。

鉛筆の芯を削り出せたら、それを鍵穴に入れるのですが、入れる量はごく少量、本当に入ったかわからないようなくらいでも、目に見えて効果がありました。

具体的には、削りだした鉛筆の芯を指で触ると、指が黒く色づきますが、その黒くなった指で、差し込む鍵の平面を 2, 3 往復ほどなでて刷り込んであげる程度で大丈夫でした。後はその鉛筆の芯を刷り込んだ鍵を、抜けにくくなっている鍵穴に挿して 2, 3 回、スライドさせてあげるような感じです。

 

これくらいで、まるで真新しくなったくらいにスムーズに鍵が抜き差しできるようになりました。

鍵に鉛筆の芯を刷り込む方法なら鉛筆の粉の扱いもそれほど気を遣わずに済みますし、何より少量でとても効果が得られるので、ちょっと鍵が引っかかるようになってきたと感じた時に、ちょっと鍵に鉛筆の芯を刷り込んでおいて、出がけにいつものように鍵をかける、それだけで日常的に鍵穴のメンテナンスができそうですね。