蜂の巣の駆除をお願いしてみる

LIFE REPORT


蜂の巣について調べてみる

7月から 8月の暖かい頃合いが蜂の巣の季節のようで、うちのベランダにもアシナガバチのものと思われる蜂の巣が小さく出来上がりました。

そもそもの発端は、大きめの蜂が 2 匹、ベランダを通り過ぎるのが目撃されていて、それで周囲を確認してみたところ、シャッターの脇の雨風を上手にしのげそうな場所に蜂の巣ができていたのでした。

 蜂というと "刺す" というイメージと、場合によっては死亡することもあるというのを聞いたことがあったので、どうにか駆除する方向でいろいろ調べてみたのですけど、どうやら蜂というのは防衛本能は強いものの、通常はそれほど危険な存在ではないようです。

 

蜂の駆除といえば役所のイメージがあったので、まずは市役所のホームページで確認してみると、スズメバチなら対応するが、アシナガバチの場合は各自で駆除することになるとのことでした。

東京都町田市の場合は、平成 22 年 8 月 1 日現在、必要に応じて駆除用の器具を貸してくれるとのことです。

他の役所のページを見ても、たいてい、スズメバチは役所が対応、アシナガバチはその敷地の持ち主が対応というようになっていたので、これが今は一般的な対応方法みたいです。

 

ちなみに、巣を作っている蜂がどちらかを判断する方法についてですけど、足が長いかどうかやスズメバチの写真を見たりして判断するのは難しいように感じました。

どちらもけっこう大きく厳つい印象を受けるので、蜂の外見だけで判断するのは自分には自信が持てない感じでした。それよりも蜂の巣の形状の方が分かりやすく思います。

もっとも蜂の巣もじっくり眺めた経験がなかったので、はじめて見比べたときには半信半疑な感もありましたけど、もし二つを実際にならべて比較できれば、間違いなくどちらか判断できそうなほど、決定的に外見は違うと思えるほど、慣れればたやすく判断できるもののような感じです。

なお、スズメバチの巣は表から見るととっくり状で入口がひとつ用意されている感じ、アシナガバチの巣は六角形の部屋がいくつも外から目視できる感じの外見になる感じです。蜂が巣に帰ると、アシナガバチの場合は何匹もの蜂が巣に止まって休んでいる様子が見て取れるので、そんな様子からも判断できるのではないかと思います。

 

ところで、多くの役所のページに併せて記載されていたので目を引いたのが、蜂は攻撃的ではないことと、害虫を狩ったり受粉を手助けする良い存在なので、生活に支障がなければそっとしておくのが良いということでした。

そういうのを見るとなおさら、駆除するのもかわいそうに思えてきますけど、ベランダという場所もあり、洗濯物を扱う際に間違って刺されてしまったら大変なので、今回は致し方なく、駆除する方向でさらに調べを進めてみました。

 

蜂の巣の駆除方法について

蜂の巣の駆除の方法について、市役所に問い合わせて伺ったり、自分で調べてみたりして今回わかったことがいろいろありました。なお、以下はどれも実際に確かめたわけではないので、理屈上の参考情報として捉えて頂ければと思います。

簡単にまとめると、駆除方法としては基本的には薬剤で蜂を殺してしまってから蜂の巣を除去する形になるそうです。また、駆除を行う時間帯は 早朝か夕暮れ過ぎの薄暗い頃合い が良いとのことでした。

 

まず、薬剤についてですけど、蜂は殺虫剤にかなり弱いとのことです。

ドラッグストアなどに行くと、蜂専用の薬剤も市販されていますが、殺虫という面で見れば、キンチョールのような一般的な殺虫剤でも十分効果が得られるそうです。話によると、殺虫効果は蜂専用のものもキンチョールもさほど変わらないのだとか。

これらの大きな違いは射程距離のようで、通常の殺虫剤はせいぜい 2, 3 メートルなのに対して、蜂用の殺虫剤は 8 メートルや 10 メートル先から狙い撃ちが出来るようになっているようです。

つまりは、距離を取ってより安全に対応したいかどうかが、蜂用の殺虫剤か否かを選ぶ判断基準になりそうです。

ちなみに、アシナガバチの場合は "蜂本体や蜂の巣に直接危害を加えなければ"、かなり接近しても刺しにくることはほとんどないようです。話によると 15 センチくらいの距離まで接近して写真撮影を行っても危ない感じがないのだとか。

これがスズメバチになると、10 メートルくらい接近した頃合いから、蜂の巣を守る偵察蜂が接近してくることがあるらしいです。偵察蜂が訪れても、さらに 3 メートルくらいまで近づかなければ何事もないらしいのですが、接近すると警告として顎を鳴らすようになるそうです。そしてさらに接近すると一斉攻撃が開始されるシステムになっているらしいです。

殺虫剤を選ぶ場合は、そういった特徴も考慮して選ぶのが良いと思われます。

 

また、時間帯についてですけど、まだ薄暗いときや薄暗くなった頃合いが狙い目とのことでした。

役所に伺ったところ、このころになると蜂が眼で人を認識することが難しくなってくるらしく、刺される危険性がより低くなってくるのだそうでした。ただし、電灯を使わないと見えないくらいになってしまうと、それを頼りに襲ってくる恐れもあるので何となく見えるくらいがちょうど良いとのことです。

また、薄暗がりの頃は蜂が巣に戻って休んでいるので、その巣で生活している蜂をすべて駆除する上でも重要な時間帯になるようです。

 

駆除を行う際は、服装などの色にも注意を払う必要があるようです。

蜂は、眼などの弱点となる可能性の高い黒色の部分を狙って攻撃をする習性があるらしいので、黒い色の服装は避けた方が良いとのことでした。ただ、コントラストで判断しているという情報もあって、薄暗い中で真っ白の服を着るのも危ない可能性があるらしいので、目立たない感じを心がけるのが良いようです。

いずれにせよ、ベージュや水色の作業着のような明るめのあまり目立たないような服装をして、髪の毛は白系のタオルで覆い、黒くないメガネを着用、服を 2 重 3 重に厚着して、ゴム手袋を着用、フルヘルメットやネットで顔を覆い、隙間ができないようにする感じが、蜂の巣を駆除する上での基本的な服装の様子です。

 

蜂の巣の駆除に関する責任者

ところで、蜂の巣の駆除について調べを進めて行くと、どういったケースの場合は誰が駆除することになるかの一般的なルールのようなものが存在していることが見えてきました。

 

まず、少なくとも平成 22 年 8 月 4 日時点で見えてきた様子としては、基本的にスズメバチは役所が対応、アシナガバチはその土地や建物の所有者となるようです。

役所のホームページを見ると、そういった記載が見て取れる場合が多いのではないかと思います。その場合は、巣を作った蜂がスズメバチの場合は役所に連絡をすれば何らかの対応策を教えて下さると思います。

その場合には、逆にスズメバチであった場合には役所は対応してくれないので、各自で駆除業者を手配したり、自分で駆除を行うなどの対応をすることになります。

 

ここで、"自分で" というところになるのですが、役所では土地や建物の所有者が行う、という感じになっています。

それについてさらに詳しく調べてみたところ、持ち家の場合はもちろんその家の持ち主となりますが、マンションなどの賃貸物件の場合には、そのマンションの所有者(大家さん)または管理会社が担当するのが一般的な様子です。

賃貸の場合、その家で安全に生活する環境を作るのは一般に貸主の責任になるらしく、自然に発生した蜂の巣が借主の生活に支障を及ぼすような場合には、貸主の費用と責任で対応するのが通常のあり方みたいです。

 

実際、自分の借りている賃貸マンションの管理会社に相談を入れてみたところ、特に渋る様子もなく、スムーズに駆除業者への手配を進めてくれた様子からしても、当然の対応として受け入れてくれている感じがありました。

 

蜂の巣の駆除をお願いする

そんな感じで、賃貸マンションの管理会社に蜂の巣の駆除をお願いしたところ、しばらくして駆除業者より連絡が入りました。

時刻は夕刻 19:00 頃が理想とのことでしたので、その時間にお願いして、小さい巣で手の届くところにあったからかもわかりませんが、来て下さってからものの数分で蜂の巣を駆除して頂けました。

 

そして、今回来て下さった業者さんは、ビニール袋に蜂を巣ごと、生きたまま捕獲してくださいました。

業者さんが仰るに、蜂は害虫などを摘んでくれる良い虫だから、生きたまま捕獲して後で森に放してくれるのだとか。ちなみに蜂って、冷蔵庫に入れると仮死状態になって、常温に戻すとまた生き返るんですって。

業者さんが帰った後、捕獲を逃れた蜂が 1 匹、ベランダをウロウロしておりました。何が起こったのか分かっていないのか、ベランダの周囲をよたよたと歩き回る様子がなんともかわいそうな感じでしたが、しばらくして眠ったのかおとなしくなって、朝にはどこかへいなくなっておりました。

 

ともあれ、蜂を殺してしまうのも忍びないと思っていたところもあって、蜂の巣は駆除してしまうにしても、こうやって蜂を殺さないでくれるの幾分ですが救われる感じもします。

インターネットでいろいろな業者のページを見る限りでは、殺虫剤で駆除するのが一般的のようなので、今回の業者さんとの巡り合わせはとてもありがたい限りです。

その業者さんが言うには、スズメバチの巣もこうやってビニールで生け捕りにするとのことでしたけど、蜂を知らない素人が真似してできることではない気がします。

 

何事においても、その道を良く知った人の対応というのは素晴らしいものがありますね。

それなりに知っている人と精通している人の格の違いというものを、さりげなく見せつけてくれた気がする、とても心地良く貴重な時間となりました。