CentreCOM 8624EL でポートごとに通信帯域を制限する

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CentreCOM 8624EL ではポートごとに通信帯域を制限することが出来るようになっていたので、その設定方法について調べてみました。


CentreCOM 8624EL で通信帯域を制限する

レイヤー 3 スイッチ CentreCOM 8624EL では、ポートごとに通信帯域を制限する機能が備わっていました。

例えば、Port 3 から発信する通信を 5000 KBit/s に帯域制限したい場合には、次のコマンドを実行します。

set switch port=3 ingresslimit=5000

このようにすることで、即座にネットワークの帯域制限が有効になります。

制限を解除したい場合には none または 0 を設定します。

 

上記では INGRESSLIMIT という形で帯域を制限していますが、この場合は、そのポートへ入る通信、すなわちそのポートに接続された機器から出て行く通信に対して制限がかかる形になります。

指定できる帯域制限は、CentreCOM 8624EL の場合、10/100M ポートに対しては 64 (Kbit/s) から 127000 (Kbit/s) までを、1000 (Kbit/s) までは 64 の倍数で、1000 (Kbit/s) 以上は 1000 の倍数で指定することが出来るようになっていました。1000M ポートに対しては 8 (Mbit/s) から 1016 (Mbit/s) までを 8 の倍数で指定する形になるそうです。

 

なお、ポートから出る通信、すなわちそのポートに接続された機器へ入る通信に制限をかけたい場合には "EGRESSLIMIT" の値を設定します。

こちらの場合の指定できる帯域制限は、CentreCOM 8624EL の場合、10/100M ポートに対しては 1000 (Kbit/s) から 127000 (Kbit/s) までを 1000 の倍数で指定することが出来るようになっていました。1000M ポートに対しては 8 (Mbit/s) から 1016 (Mbit/s) までを 8 の倍数で指定する形になるそうでした。