GitLab が想定する SSH ポート番号を変更する

Software Configuration Management (SCM)

GitLab をインストールしているサーバーの SSH 待ち受けポートを変更していたのですけど、GitLab の Web インターフェイスに表示される SSH 接続先のポート番号は標準ポートのままでした。

そこで、GitLab の接続先が実際と同じになるように設定を調整してみました。


先日に ConoHa VPS 上で稼働している Fedora 20 にGitLab をインストールしてみました。

このとき、このサーバーは SSH の待ち受けポート番号を標準ポート (22/tcp) 以外に変更していたため、GitLab の Web インターフェイス上に表示される SSH 接続先が実際とは異なるものになっていました。

GitLab への SSH 接続の際は~/.ssh/config に接続先情報と秘密鍵を書くことになるので、そのときに併せて実際のポート番号を記載すればそれで問題なかったりするのですが、せっかくなので実際の正しいポート番号が Web インターフェイスに表示されるように、GitLab の設定を調整してみることにしました。

Fedora 20 に GitLab をインストールしたときのお話はこちら に、そして Fedora 20 の SSH ポート番号を変更してみたときのお話はこちら に記してあります。

GitLab に SSH 待ち受けポートを知らせる

GitLab に実際の SSH 待ち受けポートを知らせるには、設定ファイル/etc/gitlab/gitlab.rb を調整します。

この設定ファイルのGitLab Shell settings for GitLab あたりに記載されているgitlab_rails['gitlab_shell_ssh_port'] を次のように調整します。

## GitLab Shell settings for GitLab
gitlab_rails['gitlab_shell_ssh_port'] = 10022
# gitlab_rails['git_max_size'] = 20971520
# gitlab_rails['git_timeout'] = 10

ここの、コメントアウトされているgitlab_rails['gitlab_shell_ssh_port'] をアンコメントして、その値に実際の SSH 待ち受けポート番号を指定します。ここでは 10022 を指定しています。

そうしたら、あとは次のコマンドを実行することで、設定が反映されます。

sudo gitlab-ctl reconfigure

これで、GitLab の Web インターフェイスに表示される SSH の接続先ポート番号が、先ほど設定ファイルで指定したものに変わります。