起動時間やログイン数、ロードアベレージ等を確認する (CentOS 5.4)
w コマンド
CentOS 5.4 では、"w"というコマンドが用意されています。
コマンド名だけでは何ができるのか伝わってきませんが、これを利用することで、起動時間やログインユーザー数、単位時間当たりの CPU 利用率 (ロードアベレージ) を確認することができるようになっています。
w
このように実行すると、次のような結果が画面に表示されます。
17:13:20 up 42 days, 7:15, 1 user, load average: 0.32, 0.12, 0.08
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
root pts/0 192.168.0.1 Mon11 0.00s 0.30s 0.01s w
結果の見方としては、まず最初の行で、次の情報を読み取ることができるようになっています。
1. 現在の時刻とこれまでの起動時間 17:13:20 up 42 days 2. ログイン中のユーザー数 1 user 3. 単位時間当たりの CPU 利用率 load average: 0.32, 0.12, 0.08 ロードアベレージについては、最初の値から順に、過去 1 分 (0.32)、過去 5 分 (0.12)、過去 15 分 (0.08) の平均 CPU 利用率となっています。
続く 2 行目からは、どのユーザーがどのプログラムでどれくらいの CPU を使用しているかといった情報を確認することができるようになっています。
USER 対象となるユーザー名 TTY 接続している端末名 FROM 接続元のホスト名 LOGIN@ ログインした時刻 IDLE 何もしていない時間がどれくらい続いているか JCPU 現在このプロセスが実行している全てのプロセスの CPU 利用時間 PCPU 現在のカレントプロセスが使用している CPU 利用時間 WHAT 現在実行されているカレントプロセス名 複数のユーザーがログインしている場合には、ここでそれらのユーザーについての情報を確認することが可能です。