過去のコミットに記録されているファイルの内容を確認する - Git による版管理環境を構築する
SPECIAL
過去のコミットに記録されているファイルの内容を確認する
昔にコミットしたファイルの内容を確認したい場合があります。
そんな時には、まず次のようにして、コミットログを確認します。
git log --stat
こうすると、コミットされた日付とファイルと合わせて "commit 2b78f2ccfe1e6b278fafe332272d6b6771dbd074" というようにコミット ID を確認することができるので、このコミット ID を使って、次のようにします。
git show 2b78f2ccfe1e6b278fafe332272d6b6771dbd074:password.txt
たとえばこのようにすることで、コミット ID "2b78f2ccfe1e6b278fafe332272d6b6771dbd074" の時点での "password.txt" というファイルの内容を、画面に表示させることができました。
コミット ID のところには HEAD とかも使用できるので、たとえば 3 個前のコミットの内容を確認したいときには、
git show HEAD~3:password.txt
このようにして、簡単に確認することができます。
なお、この方法だと過去の時点でのすべての内容が見られます。
現在のファイルとどこが変わったか(差分)を取得したい場合には、ブランチの差分を確認する でお話しした "git diff" を使用します。
【目次】