マザーボード MX4SG-N に LAN アダプタを増設する
HARDWARE REPORT
LAN アダプタを増設する
AOpen さまの MX4SG-N というマザーボードを使って PC を一台用意することとなりました。
このマザーボードは以前にも使っていたもので、メモリを 512MB x 2 で使用していたときは非常に安定していたのでなんら問題がないと思ったのですけど、ちょっとしたトラブルに見舞われました。
このマザーボード、VGA ポートも LAN ポートも用意されているので、ちょっとした用途に利用する場合には AGP や PCI スロットに何も差さなくてもいいので何かと都合がいいのですけど、今回は用途の都合で LAN アダプタをもう一枚差すこととなりました。
OS は Windows 2000 Server だったので、いや、今の製品ならどれでも問題ないのでしょうけど、ちょっとした面倒を避けようと思って、Windows 2000 ではドライバのインストールが不要と書かれていた製品、BUFFALO さまの LGY-PCI-TXD というものを購入してみました。
ところがいざ、PCI スロットに差して PC を起動してみると、Windows がハングアップしてしまうのでした。
差しているスロットがたまたま影響したのかとおもって別のスロットに差してみたのですけど、そうすると Windows がハングアップすることはなくなったものの、デバイスマネージャを見ると、しっかりと赤で×印が付いてしまっていました。
念のため付属の CD-ROM からドライバをインストールしてみても状況は変わらず…。特に、どころか AGP も含めてまったく他の増設ボードを取り付けていないので、製品が不良品だったかまたは、マザーボードと相性が悪かったのかもしれません。
仕方なく別の LAN アダプタを購入しなおすことにしました。
今度購入したのは ELECOM 社の LD-LPCI/TX3 というものです。個人的に、最近でこそ別の会社のものを利用させてもらってましたけど、昔は近場のパソコンショップがこの ELECOM 社の LAN 関連製品しかおいていなかったため、何かと馴染み深いものでした。
チップセット自体は RTL81390 と、先ほど動かなかった LAN アダプタと同じものだったので少し心配もあったのですけど、このチップだから動かなかったという理由は考えにくかったので思い切って購入してみました。
そして取り付けようとしてみると、説明書に、取り付ける前にドライバのインストールを行ってくれとの記載がありました。
なのでその指示の通りに、ドライバをインストールした後に LAN アダプタを取り付けてみると、しっかりと LD-LPCI/TX シリーズとして LAN アダプタが認識されて、正常に利用可能となりました。
おまけ (Hyper-Threading)
別にこのマザーボードが特殊と言うわけではないですけど、MX4SG-N は Hyper-Threading という一口に言うと "1つの CPU で Dual CPU 体験" 出来る機能が備わっています。
ただしこれを利用するには CPU と OS も、Hyper-Threading に対応していないといけないのですが、CPU は Hyper-Threading 対応の Pentium 4 の 3.0GHz (800MHz) を搭載していたので大丈夫なのですが、OS は…。今までは Windows XP や Windows Server 2003 でないと利用できないとばっかり思っていたのですけど、そんなことをすっかり忘れてインストールした Windows 2000 Server でも、タスクマネージャを見ると CPU が 2 つとして認識されていました。
Service Pack 4 などをすべて当て終えた後の確認だったため、最初からなのか Service Pack の影響なのかその辺りはわかりませんけど、とりあえず Windows 2000 でも Hyper-Threading の恩恵にあやかることが出来ることを (今頃?) 知った自分でした。