Microsoft Expression Web 3 が起動直後に強制終了してしまう
TROUBLE REPORT
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Microsoft Expression Web 3 が起動直後に強制終了
Microsoft 社の Web サイトデザインツール Expression Web 3 を Windows 7 Ultimate 64 ビットにインストールしてみたのですけど、アイコンを選択して Expression Web 3 が起動して直ぐに Windows によって強制終了されてしまいました。
ロゴが表示されてメインウィンドウが表示された次の瞬間の強制終了なので、Expression Web 側で何かを調整することも出来ません。念のため何度か実行し直してみましたが、まったく起動できませんでした。
Microsoft 社へのエラー通知のための情報の最後の方には "System.IO.FileFormatException" という情報だけが伺えます。
そんな中、開発ツール Microsoft Visual Studio 2008 がインストールされている PC で Expression Web 3 の起動を試みて見たところ、やはり同様の症状で落ちてしまいましたけど、Visual Studio 2008 でのデバッグによって、次のメッセージを確認することができました。
FileFormatException はハンドルされませんでした。
'file:///C:/WINDOWS/FONTS/EfontSerif-Bold.otf' ファイルは、予測されるファイル形式の仕様に準拠していません。
つまり、EfontSerif-Bold という書体が、間違った造りになっているため、それを正しく処理できずに Expression Web 3 が落ちたといった感じが伺えます。
この EfontSerif-Bold というフォントは、http://openlab.ring.gr.jp/efont/serif/ で提供されているフリーのフォントなのですけれど、このフォントをインストールしている影響で、Expression Web 3 が不具合を起してしまった様子です。
そこで試しに C:\Windows\Fonts にインストールされている "Efont Serif" の "標準", "斜体", "太字" の 3 タイプを削除してみたところ、Expression Web 3 が正常に動作するようになりました。"標準", "斜体", "太字" のどれかを 1 つでもインストールしてしまうと、Expression Web が起動直後に強制終了させられてしまう感じです。
フォントひとつでここまで大きな不具合に繋がるものとは意外でした。Expression Web 2 ならば、これらのフォントが入っていても問題なく動作できたのですが、フォントの造りが問題なのか、それとも Expression Web 3 の問題なのか、とりあえず、必要が無ければ Efont Serif をインストールしない方が安心かもしれないです。
なお、この不具合は、平成 21 年 11 月 25 日に提供された Expression Web 3 Service Pack 1 を適用することで、問題が発生しなくなるようです。
そのあたりについては、EZ-NET レポート: Microsoft Expression Web 3 に Service Pack 1 を適用する の方に記していますので、こちらも併せてご覧ください。