Windows で TortoiseGit を使用する - Git による版管理環境を構築する

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Windows で TortoiseGit を使用する

Windows で利用できる Git クライアント TortoiseGit を使用してみることにします。

TortoiseGit をインストールする

平成 23 年 9 月 23 日現在、TortoiseGit は http://code.google.com/p/tortoisegit/ からダウンロードすることができるようになっていました。

このサイトの "Downloads" メニューから、今回は、現時点での最新版の "TortoiseGit-1.7.3.0-64bit.msi" をダウンロードすることにします。これは 64 ビット版 Windows 用なので、32 ビット版の Windows を使用している場合には、それ用のバイナリをダウンロードする必要があります。

インストーラーをダウンロードしたら、それを実行して、TortoiseGit のインストールを開始します。

今回のインストールではとりあえず、標準のオプションを選択しながら、手順通りに進めておくことにします。そのようにして、ほんの数分程度でインストールを行うことができました。

この TortoiseGit には日本語版もあるようですけど、平成 23 年 9 月 23 日現在、http://sourceforge.jp/projects/tortoisegit/ で提供されているものは 1.3.2.0 用と古い感じでしたので、今回は日本語化は行わないでおくことにします。

 

また、TortoiseGit を利用するには "msysgit" もインストールする必要があるとのことでした。

こちらは、平成 23 年 9 月 23 日現在、http://code.google.com/p/msysgit/ からダウンロードできるようになっていましたので、こちらから今回は "Git-1.7.6-preview20110708.exe" をダウンロードしてみることにします。

ダウンロードしたファイルを実行すると、msysgit のインストールが始まりました。

こちらも今回は、全て標準オプションのまま、手順に沿ってインストールを進めると、数分ほどでインストールは完了です。

これらをインストールすることで TortoiseGit を利用する準備が整いました。

リモート Git リポジトリからソースコードを取得するには

TortoiseGit は、フォルダー上で右クリックすることで、その機能を呼び出すことができるようになっているため、特に TortoiseGit を起動させてその上で操作をする…といった煩わしさなく利用できるところが便利です。

たとえば、リモート Git リポジトリからソースコードを取得したい場合には、取得したいフォルダー上で右クリックして "Git Clone..." を選択すると、取得先のリモート Git リポジトリの情報と、それを格納する場所を指定する画面が表示されました。

ここで必要な情報を入力して【OK】を押すことで、リモート Git リポジトリから、ソースコードをダウンロードすることができます。

なお、Git リポジトリからダウンロードを行うと、そのフォルダー内で右クリックしたときのメニューの中に Git に関する詳細な操作メニューが表示されるようになります。

リモートリポジトリへの SSH 鍵認証による接続

リモート Git リポジトリへ SSH 公開鍵認証でアクセスする必要がある場合には、msysgit に付属している "Git Bash" を使用します。

起動すると黒いコンソール画面が表示されるので、キーを作成したいディレクトリへ移動したら、ここで "ssh-keygen -t rsa" と入力して、鍵ペアの作成を行います。

途中で作成するファイル名を尋ねられるので、"秘密鍵に設定するファイル名" をここで決めてあげると、その名前の秘密鍵と、その名前の後に ".pub" という拡張子の付いた公開鍵とが生成されます。

 

TortoiseGit で公開鍵認証を行うには、秘密鍵ファイルを PuTTY で作成する必要があるようなので、ここで作成した秘密鍵を PuTTY に取り込みます。

TortoiseGit に付属していた "Puttygen" を起動します。

   

そして【Load】ボタンをクリックしたら、先ほど作成した秘密鍵を選択します。

Git Bash を起動してからディレクトリを変更せずに鍵ペアを作成した場合には、Windows の個人用フォルダ—に鍵ペアファイルが保存されていると思います。

秘密鍵を読み込んだら【Save private key】をクリックして、PuTTY 形式の秘密鍵を保存します。

 

後は、Git Bash で作成した公開鍵ファイルの内容を、SSH サーバー上の ".ssh/authorized_keys" に 1 行でコピーしておいて、TortoiseGit で PuTTY 形式の秘密鍵を選択すれば、公開鍵認証による認証ができるようになりました。

最初から PuTTY で鍵ペアを作っても良さそうな感じもしますけど、たまたま何かの不手際なのか、作成した公開鍵を SSH サーバーに登録しても認証が上手く出来なかったので、今回のような方法で鍵ペアを作成してみることになりました。

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