採用されている MTA の確認と切り替え方法について (CentOS 5.4)
MTA を確認する
CentOS 5.4 では、既定の電子メール配送ソフトウェア (MTA) として sendmail が採用されているようです。
実際にどのメール配送ソフトウェアが採用されているかを確認するには、次の命令を実行することで確認することが出来るようになっています。
alternatives --display mta
または、もっと原始的な方法として、"/usr/sbin/sendmail" に張られているリンク先にあるシンボリックリンク "/etc/alternatives/mta" がリンクしている先のプログラム名を確認することで判断することも可能でした。
ls -l /etc/alternatives/mta
このようにすることで、たとえば sendmail が採用されていれば、"/etc/alternatives/mta -> /usr/sbin/sendmail.sendmail" というリンクが確認できます。
もし Postfix が採用されている場合には、ここは "/etc/alternatives/mta -> /usr/sbin/sendmail.postfix" というようになっています。
MTA を切り替える
システム上に複数の電子メール転送ソフトウェア (MTA) がインストールされている場合には、CentOS 5.4 では、次のようにしてそれらを切り替えることが出来るようになっています。
alternatives --config mta
このようにすると、利用可能な MTA の候補が表示されるので、単に Enter キーを押して現在の設定を維持するか、または変更したい候補の番号を入力することで、それを電子メール転送ソフトウェアとして採用することが可能です。