Windows Server 2008 Server Core: ライセンス認証を行う

SERVER


ライセンス認証を行う

Server Core で、ライセンス認証を行うには、次のコマンドを実行する必要があります。

cscript c:\windows\system32\slmgr.vbs -ato

インターネットへ接続できる環境であれば、これによってライセンス認証を行うことが可能です。

他にも、ライセンス認証の状態を把握するための "-dli" オプションや、ライセンス認証手続きを延期できる "-rearm" オプション、プロダクトキーを設定する "-ipk" など、オプションがいくつか用意されているようなので、参考程度に下記にリストアップしておくことにします。

オプション 用途
-ipk プロダクトキーをインストール (既存のキーを上書き) します。
-ato Windows のライセンス認証を行います。
-dli ライセンス情報を表示します。
-dlv ライセンスの詳細情報を表示します。
-xpr 現在のライセンスの有効期限日を確認します。
-cpky レジストリからプロダクトキーを削除します。
-ilc ライセンスファイルからライセンスをインストールします。
-rilc システムライセンスファイルの再インストールを行います。
-rearm コンピュータのライセンス状態をリセットします。これを使用することで、Windows Server 2008 の場合は、最大 3 回、ライセンス認証手続きを延期することができるそうです。
-upk プロダクトキーをアンインストールします。
-dti オンラインでのライセンス認証のインストール ID を表示します。
-atp ユーザー提供の確認 ID を用いて、製品のライセンス認証を行います。

 

なお、"slmgr.vbs" コマンドは、次のように実行することも可能です。

slmgr.vbs -dli

このようにすることで、既定のスクリプトエンジンを使用して、ライセンス情報を確認できます。既定のスクリプトエンジンが WScript の場合、ライセンス情報はダイアログボックスで表示されます。