CentOS 6.0 でネットワークを機能させる

SOFTWARE REPORT


CentOS 6.0 でネットワークを利用できるようにする

CentOS 6.0 を Windows 8 の Hyper-V で使用する でお話した Windows 8 Developer Preview 上の Hyper-V で動作させた CentOS 6.0 ですけれど、ネットワークを正常に機能させる方法がわかりました。

Hyper-V のレガシーネットワークアダプタを正常に動作させるためには、"/etc/sysconfig/network" ファイルと "/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0" を作成する必要があるようでした。

 

まず "/etc/sysconfig/network" は、たとえば次のような内容で作成します。

NETWORKING=yes

NETWORKING_IPV6=yes

HOSTNAME=xxxx.xxx.xxx.xxx

GATEWAY=192.168.1.1

また、"/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0" は次のようにします。

DEVICE=eth0

BOOTPROTO=dhcp

ONBOOT=yes

このようにすることで、レガシーネットワークアダプタであれば、CentOS 6.0 起動時に eth0 として正しく認識されて、自動的に動作してくれるようになりました。

以前の LinuxIC v2.1 では seth0 みたいな特別な名前になっていましたけど、今回の LinuxIC v3.1 では普段通りの eth0 として認識されるようですね。

 

Linux IC v3.1 のネットワークアダプタはまだ無理な様子

レガシーネットワークアダプタは動くようになっても、当然と言えば当然ですけど、Linux IC v3.1 (Linux Integration Services Version 3.1) をインストールすると、ネイティブなネットワークアダプタを組み込んだ仮想 PC の CentOS 6.0 は Kernel Panic になってしまいました。

ネイティブなネットワークアダプタの接続を切って起動すれば、Kernel Panic は起こらないし、インターフェイスも認識されてくれるようなのですけど、起動の度に切って、起動して、接続して、インターフェイスを起動では、実用的とは言えないところです。

せめて仮想 DVD-ROM ドライブを見失うことがなければ、レガシーネットワークアダプタで我慢するのもいいかと思うのですけれどね。まあ、ネットワークさえつながってくれれば、それはそれで我慢できなくないかもしれないですけれど。