Windows 2000 Server を PPTP サーバとして稼動する
SERVER
Windows 2000 Server を使用して、PPTP サーバを構築してみました。
ルーティングとリモートアクセスの有効化
Windows 2000 Server を用いて PPTP サーバを構築するには、「ルーティングとリモートアクセス」 を有効にする必要があります。
管理ツールから 「ルーティングとリモートアクセス」 を選択します。
そして 「サーバの状態」 のコンピュータ名が表示されているところで、「ルーティングとリモートアクセスの構成と有効化」 を選択して、ルーティングとリモートアクセスを有効にします。
PPTP 周りの調整
管理ツールの 「ルーティングとリモートアクセス」 の設定を調整します。
PPTP を機能させたいコンピュータ名のところで右クリックして、プロパティを表示させます。そして 「全般」 タグの、「ルータ」 と 「リモートアクセスサーバ」 の項目にチェックを入れます。また、「ルータ」 の項には2つの選択肢がありますけど、どちらでも大丈夫のようです。
また、IP タグの 「IP アドレスの割り当て」 の部分を調整します。
DHCP サーバが稼動しているネットワークの場合は、「動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使う」 という設定でいいでしょう。DHCP サーバのないネットワークの場合、「静的アドレスプールを使う」 を選択して、割り当てる IP アドレス空間を設定します。IP アドレスは最低でも 2 つ以上登録する必要があります。
また、サーバの 「ポート」 のプロパティの調整も行います。「WAN ミニポート (PPTP)」 のプロパティで、「リモートアクセス接続 (受信のみ)」 という項目にチェックを入れます。
リモートアクセスの許可
外部からの PPTP 接続を使用しての接続許可を設定します。
ユーザアカウントごとに PPTP 接続の許可を行う場合は、それぞれのアカウントのプロパティで、「ダイヤルイン」 タグの 「リモートアクセス許可」 で設定することができます。
それ以外に、リモートアクセスポリシーを使う方法があります。
管理ツールの 「ルーティングとリモートアクセス」 の設定で、「リモートアクセスポリシー」 を選びます。そして、すでに登録されているポリシーを変更することができます。ここで条件を指定して、その条件を満たした場合に許可/非許可という設定を行うことができます。
これを使用することによって、グループごとのリモートアクセス許可を調整できます。