Windows 7 64bit で e-Tax ソフトウェアを利用してみる

SOFTWARE REPORT


e-Tax 国税電子申告・納税システム用ソフトウェア

国税庁の e-Tax 国税電子申告・納税システムを利用して各種申告や納税を行うためのソフトウェアが、国税庁より無償提供されています。

それをインストールして利用できるようになるまでの準備をしてみることにします。

 

e-Tax 利用のための準備

e-Tax 国税電子申告・納税システム用ソフトウェアを利用するための準備として、e-Tax の利用者登録と、ルート証明書のインストールや信頼のおけるサイトとしての URL 登録などの作業が必要となります。

これらについては EZ-NET レポート: Windows 7 64bit で e-TAX 国税電子申告・納税システムを利用してみる の方に記してみましたので、そちらを参考にしてください。

 

e-Tax ソフト(共通プログラム)のインストール

e-Tax ソフト(共通プログラム)は、平成 22 年 1 月 18 日現在、https://www.e-tax.nta.go.jp/download/e-taxSoftDownLoad.html からダウンロードすることができるようになっていました。

それをダウンロードして実行すると、インストーラーが起動するので、表示される手順に従ってインストールを進めて行けば完了です。特に難しい手順もなく、インストールは数分のうちに完了しました。

 

インストール完了後に e-Tax ソフトを起動すると、"バージョンアッププログラム接続確認" というダイアログボックスが表示されました。

PC がインターネットに接続された状態で "OK" ボタンをクリックすると、最新の状態かどうかが確認され、今回は最新版だったとのことで、引き続き、次のステップへと進みました。

 

次は、税目の追加を行います。

【追加インストール】 ボタンをクリックすると利用する項目の選択インストール画面が表示されます。

この中から必要な項目を選択の上 【インストール】 ボタンをクリックすることで、その項目が扱えるように追加ソフトウェアのインストールが行われます。操作自体は難しくはないのですけど、選択した数が多いとけっこう手間がかかるので、必要ないものはインストールしないようにすると良いかもしれません。

必要な項目のインストールが完了すると、e-Tax ソフトが起動して、引き続き、初期設定が必要となります。

 

e-Tax ソフト(共通プログラム)の利用準備

まず、利用者ファイルの新規作成の手続きとなります。

ここでは、開始届出の際に取得した "利用者識別番号" と "利用社名" を入力します。法人名は、組織名称を除いたものでよいのか、含めたほうが良いのかは分かりませんが、とりあえず組織名称を含めたものを登録しておくことにしました。

【保存】 ボタンをクリックすると、利用者ファイルの保存場所を尋ねられるので、保存先を選択して 【OK】 ボタンをクリックします。

 

続いて、暗証番号の変更を行う必要があるとのことなので、その手続きを行います。

e-Tax ソフトの左下のメニューから 【利用者情報登録】 ボタンをクリックして、その中の 【暗証番号変更】 を選択します。そして、"利用者識別番号" に対する "暗証番号" を入力して 【OK】 ボタンをクリックします。

すると、受付システム暗証番号変更画面が表示されました。

 

ただここで、それと併せて "電子証明書登録確認" という画面が表示されました。手順書の中には別のタイミングで出てくるような記載があるのですけど、ここで聞かれてしまったので、とりあえず登録作業をしておくことにします。

【登録】 ボタンをクリックすると、所轄税務署名や事務所の所在地、代表社名等の入力画面となったので、それらの事項を入力の上、次へ進みます。

次のページで電子証明書のメディアをたずねられるので、今回は法務局から頂いた電子証明書ファイルを利用するために "他メディアを利用" を選択して次へ進みます。そして電子証明書とそのパスワードを入力して次へ進むことで、電子証明書の登録手続きは完了です。

 

これで、暗証番号変更画面を触ることができるようになりましたので、引き続き、暗証番号の変更作業に戻ります。

先ほど入力した変更前の暗証番号と、新たに設定する暗証番号とを入力して 【OK】 ボタンをクリックすれば、暗証番号の変更手続きは完了します。これで、申告等のデータ送信が行えるようになるとのことです。

 

次に "納税用確認番号等" の登録を行います。

左側メニューの 【利用者情報登録】 から 【納税用確認番号変更】 を選択します。そして、開始届出の際に登録した "納税用確認番号" と "納税用カナ氏名・名称" 情報を入力して 【OK】 ボタンをクリックすれば完了です。

 

そして "メールアドレス登録・変更" を行います。

これは必須ではないとのことですが、システムの利用に関するメッセージが登録したメールアドレス宛に送られるとのことでしたので、登録しておくと良いとのことです。

これについて作業を進めてみたところ、あらかじめ開始届出の際に入力した電子メールアドレスが登録されているようでした。

 

これらの手続きを行って、ようやく e-Tax ソフトの利用準備が整ったようです。

とりあえずこれで使えるようになったので、このソフトの使い方については追々いろいろ試してみながら調べて行こうと思います。