Windows 8 の Media Center を使いたい
HARDWARE REPORT
Windows 8 の Media Center でテレビを見たい
Windows 8 から、テレビを見るためのソフトウェア Windows Media Center が別オプションとして販売されることになりました。
Vista では Home Premium と Ultimate エディションという一般向けのエディションに搭載され、7 では Home Premium 以上というほとんどのエディションで使えるようになっていただけに、8 になって別途購入が必要になったことは大きな後退に感じます。
テレビは映れば十分と思う自分には Windows 8 Media Center はとても使い心地がよかっただけに、ちょっと残念です。
Windows Media Center は使いやすくて気に入っていたので、OS Windows 8 にアップデートしたついでに Windows 8 Media Center Pack を追加で買ってみたのですけど、困ったことにこれまで Windows 7 で使っていた I-O DATA の GV-MC7/VS という地デジチューナーが Windows 8 では使えなくなっていました。
しかもこの製品は昨年に製造終了したようで、Windows 8 用のドライバが提供されるのを待つのも期待が小さそうです。
それなら、他の Windows 8 Media Center 対応のものがないかを調べてみたところ、I-O DATA に至っては今のところ対応製品なし、他にもないか調べてみましたが、なかなか対応しているチューナーが見つかりませんでした。
Windows 8 が発売されたばかりとはいえ、これほどまでに見つからないのは、有料オプション扱いになって使う人が激減しそうなところも、もしかしたらあるのかもしれません。
それからしばらく、こまめにインターネットで情報をチェックしていたところ、どうやら AverMedia の AVT-A779 という地デジチューナーが Windows 8 Media Center に対応しているようでした。
新バージョンのドライバをインストールすることで使えるとあるものの、新ドライバが Beta 版なのが少し心配でしたけど、調べてもこの製品くらいしか Windows 8 Media Center で使えそうなものがみつからないので、これを買って試してみることにしました。
ちなみに最新ドライバーは、平成 25 年 2 月 11 日現在、http://www.avermedia.co.jp/download/index.html からダウンロードできるようになっています。
AverMedia AVT-A779 を試してみるも…
さっそく AVT-A779 を購入して Windows 8 パソコンで使ってみるも、もう一息のところで上手く行きませんでした。
パソコンの PCI Express スロットに AVT-A779 をさして、Beta 版のドライバをインストールして、Media Center の設定もできて、いっけん最後まで問題なさそうです。
けれど最後の最後、テレビの映像を画面に映そうとしたときに "受信できません" というエラーになってしまいました。
B-CAS カードが認識されないのが原因みたいなのですけど、何度もさしなおしてみたり、表裏を入れ替えてみたり、別の B-CAS カードを使ってみたり、パソコンを再起動してみたり、何度か挑戦してみましたけど、今のところ改善されない様子です。
チャンネルの自動設定までは上手く行っているので、テレビ信号までは来ていて、それをちゃんと Windows 8 Media Center で処理するところまではできるようなので、後はこの B-CAS カードが認識されてくれれば大丈夫だと思うのですけれどね。
そんな感じでとりあえず、テレビをがちゃんと映し出すことはできませんでした。
それからゆっくり構えて検証を進めていった結果、原因はどうやらただの「初期不良」だったみたいです。続報については Windows 8 で Media Center を使えるようにするまでの話 に記したのでご覧ください。