CalDigit Thunderbolt Station にヒートシンクを取り付けてみる。

ハードウェアレポート

CalDigit Thunderbolt Station が熱くて心配だったのでヒートシンクを取り付けてみました。

熱についての専門的な知識がないので、効果の程は自分の知識ではわかりませんが。

CalDigit Thunderbolt Station が熱い

先日にこちら で話したCalDigit Thunderbolt Station ですが、本体がすぐに熱くなる感じなのが気になりました。まるで内蔵ハードディスクを直接触ったときにも迫る温度です。

こういう機械が熱くなること自体はそれほど珍しいことではないのですけど、なかなかお高い製品ですし、自分の場合は使う時間が長くなるようなので、少しでも熱が篭らない方が壊れにくくなるんじゃないかとふと思いました。そして熱を拡散するといえば CPU やチップセットの冷却でお馴染みのヒートシンクです。

自分はヒートシンクの性質についてぜんぜん詳しくないので、本当にヒートシンクを貼れば熱対策の効果が期待できるのか、そもそも熱を拡散させる必要があるのか、そのあたりは全然わからないのですけど、物は試しにヒートシンクをCalDigit Thunderbolt Station に貼り付けてみたいと思います。

普通はどう使うのかとか、それぜんぜん意味がないよとか、あったらぜひ教えてください。

大きいサイズのヒートシンク

ところでCalDigit Thunderbolt Station にちょうど良く貼れるような大きいヒートシンクってあるのかなと思って、まずは一般的なネットショップを探してみることにしました。

CalDigit Thunderbolt Station の寸法は、幅が 17.4cm で、奥行きが 8cm です。形状はとても幸いなことに平面なので、ここにめいいっぱいの大きさのヒートシンクを設置できたら理想的です。ただ、ショップではせいぜい 5cm 四方だったり、飛んで 12cm 四方だったりと、なかなか程良いサイズが見つかりません。


でも何かもっと良い具合のヒートシンクがあるんじゃないかと調べていると、株式会社アルファ のサイトに辿り着きました。

こちらの会社はヒートシンクを専門に扱っている印象で、さまざまな種類や大きさのヒートシンクが幅広く販売されていました。熱抵抗とかがグラフでしっかり示されてて如何にも専門店な印象ですけど、それでいて個人で買えないようなこともなく、普通に手に届くお値段で 1 つから購入することができるようになっていました。ここならともするとイメージに近いヒートシンクが見つかりそうです。

そう思って探してみると、既製品の中ではさすがにぴったりまではなかったのですが、なかなか良さそうな大きさのヒートシンクを見つけました。

大きさが 7cm 四方のヒートシンクで、背の高さが今回のは 1.5cm のものです。これをCalDigit Thunderbolt Station の上部に 2 つ取り付ければ、それっぽい感じになりそうです。

理想は 1 つを大きく載せられたらいいなと思ったんですが、既製品では 13cm x 7cm という際どいサイズがあったものの、それだとちょっと両端の長さが足りなく不恰好になりそうなので、今回は 7cm 四方を 2 つでやってみることにしました。

熱伝導シール付きのヒートシンクを購入

そして、ヒートシンクを購入することにしたのですが、オプションとしてヒートシンクを設置するための熱伝導シールを付けるかどうかも選べるようになっていました。

今回は設置するのに両面テープ式が便利そうだったので、オプションで選んで付けてもらうことにしました。熱伝導シールも用途に応じて幾つかから選べるようになっていて、さすがな感じです。さらには熱伝導シールをヒートシンクに付けた状態で出荷してくれる徹底ぶりです。

そして取り付け

こうして手に入れたヒートシンクを、さっそくCalDigit Thunderbolt Station に取り付けてみました。

どことなく不恰好な感じもしますけど、なかなか良い具合にヒートシンクを取り付けることができました。本体の電源をいれると、ヒートシンクもあっという間に熱くなって、熱がちゃんと伝わっている様子が窺えます。

これによってどれくらいどうなったとか、ちゃんとしたことは自分の力量では言えないのですが、とりあえず眺めていると楽しいです。眺めているとかつての Slot 1 式の MMX Pentium II 266MHz を思い出します。もっとぴったりサイズで背の高いのにできたら面白かったのになと、ぜんぜん関係ないことをつい考えてしまいます。


熱についてはどうなのでしょうね。手で触る限りでは、体感では本体がどれだけ涼しくなったか、判断できない印象でした。

ヒートシンクで表面積は確実に増えているし、熱が伝わっている感じはあるので、無駄ということはさすがにないでしょうけれど。いや、素のまま使って熱が問題になるかも分かっていないので、そういう面では(自分の行為的に見て)無駄かも判らないのですけれど。

このヒートシンクに空冷ファンでもつけたらきっと冷却効果を感じられるんだろうなと思いつつ、ひとまずこのまま楽しんでみたいと思います。