Vista 64bit に法務省登記申請書作成支援ソフトウェアをインストールしてみる
SOFTWARE REPORT
法務省登記申請書作成支援ソフトウェア
法務省オンライン申請システム で不動産・商業登記関連の手続きの際には、法務省登記申請書作成支援ソフトウェアが必要になるとのことでした。
Windows Vista の 64 ビット版にインストールできるかどうかについては触れられていませんでしたが、とりあえず、今回は Windows Vista Ultimate 64 ビット版にインストールしてみることにします。
なお、この記事は "法務省オンライン申請システム" で法人登記を扱っていたときのお話となっています。
平成 23 年 4 月 14 日現在は、法人登記については "登記ねっと" というところが扱っているようですので、法人の登記事項証明書や印鑑証明書といった請求を行いたい場合には、そちらで申請を行う必要があるようでした。
それについては EZ-NET: 登記ねっとで登記事項証明書を取得する で紹介して行きたいと思いますので、必要に応じてご覧ください。
法務省登記申請書作成支援ソフトウェアのダウンロード
法務省オンライン申請システムの事前準備として "登記申請書作成支援ソフトウェアのインストール" に関するページがありますので、そこから、登記申請書作成支援ソフトウェアと操作手引書をダウンロードします。
なお、Windows Vista での利用にあたって、JIS 漢字コード表が改正されたことに伴って、Vista で入力した文字が登記所では別の文字として取り扱われることがあるとのことでした。具体的には、平成 16 年 2 月 20 日付で、168 字に対して変更を、10 字について追加を行ったとのことです。
特殊な漢字の表記上の改正のようですが、念頭に置いておくと良いと思います。
法務省登記申請書作成支援ソフトウェアのインストール
ダウンロードした "install.exe" を実行すると、インストール手続きが始まります。
インストールされるフォルダは、Vista 64 bit 環境においての既定は "C:\Program Files (x86)\MOJ_APL\Mars\" となっていて、その他、特に難しいことなく、手順通りに進めれば、インストールは完了です。
続いて "manual_setup.exe" を実行し、操作手引書のインストールを行っておきます。こちらは、ダブルクリックするとすぐに "申請書作成支援ソフト利用マニュアルのセットアップが完了しました。" と表示され、いきなりインストールが完了した様子です。
インストールが完了すると、スタートメニューの 【すべてのプログラム】 の中に 【申請書作成支援ソフト】 というフォルダが出来あがります。この中の "申請書作成支援ソフト" を選択することで、法務省オンライン申請システムの登記申請書作成プログラムが起動します。
なお、Java 実行環境 (JRE) が必要という情報もありましたので、上手く起動できない場合は、JRE のインストールも行うと良いかもしれません。通常、法務省オンライン申請書作成支援ソフトウェアをインストールする際に併せて JRE をインストールすることとなりますので、それに従ってインストールしておけば、問題ないと思います。
申請書を保存するフォルダの場所に関する注意事項
法務省オンライン申請を行う際には、申請書作成支援ソフトを使って申請書を作成することになります。
このとき、申請書ファイルを保存する場所を指定することになるのですが、共有フォルダー上に申請書ファイルを保存しようと思っている場合は、少し注意が必要です。
例えば、分散ファイルシステム (DFS) によって提供されている共有フォルダーへ保存している場合、法務省オンライン申請システムでは、それを辿って行って選択することはできない様子です。
また、通常の共有フォルダを使用した場合には、申請書の取り込み自体はできるものの、いざ、法務省オンライン申請システムで電子署名を行おうとした際に、申請書ファイルが見つからないと言われてしまうようでした。共有フォルダー上にファイルを保存した場合には、ネットワークドライブの割り当てをおこなって、通常のハードディスクと同じように、ドライブレターから辿って、申請書ファイルを指定する必要があるようですので注意しましょう。