配列を使用する - PHP5 プログラミング

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配列を使用する

配列とは、ひとつの変数に複数の値を格納する仕組みです。

PHP5 では、0 から始まる通し番号で値を管理する配列の他、キーと値とを関連付ける連想配列も、同じ配列として扱うことができるようになっています。

例えば、次のようなデータをひとつの変数に持たせたいとします。

  1. 商品名
  2. 値段
  3. 販売店

通常の配列を使用する

通常の配列としてこれらを持たせたい場合には、次のようにします。

$data = array();

 

$data[0] = '商品1';

$data[1] = 300;

$data[2] = '販売店A';

最初の行の "$data = array()" で空の配列を $data に代入して、続く 3 行で、その値を設定しています。

あらかじめ値を指定して配列の初期化を行いたい場合は、次のようにします。

$data = array('商品1', 300, '販売店A');

なお、配列の末尾に値を追加したい場合には、次のように添え字をつけずに値を設定します。

$data[] = '神奈川県';

 

連想配列を使用する

通常の配列の場合、何番目にどの値が入っているかをプログラマーは知っていないといけないため、ソースコードの可読性が低くなることもあると思います。

そこで、キーと値とで関連付けた連想配列という方法で配列を行うことも可能です。

$data = array();

 

$data['商品名'] = '商品1';

$data['値段'] = 300;

$data['販売店'] = '販売店A';

このようにすることで、何が何の値なのかが目に見えてわかるようになります。

あらかじめ値を指定して配列の初期化を行いたい場合は、次のようにします。

$data = array('商品名' => '商品1', '値段' => 300, '販売店' => '販売店A');

また、次のようにして、連想配列があるキーを保持しているかどうかを判定することもできるようになっています。

array_key_exists($key, $array)

このようにすることで、配列 $array が $key というキーを持っている場合に true を得ることができます。

 

二次元配列を使用する

PHP5 では、配列内の要素にさらに配列を保存することが可能です。

$data = array();

 

$data['タイトル'] = '文書1';

$data['関連文書'] = array('文書5', '文書9', '資料1');

$data['メモ'] =array('著者' => 'A さん', '日付' => '2011/02/04');

例えばこのような形であれば、$data['関連文書'] や $data['メモ'] にさらに配列が格納されていることになります。

これらの二次元配列に格納された値は、次のような書き方で参照することが可能です。

$data['関連文書'][0]

$data['メモ']['日付']

配列内の配列にさらに配列を格納することも可能です。


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