基本的な変数の使い方 - Linux シェルスクリプト プログラミング

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基本的な変数の使い方

変数とは、プログラミングの中で出てくる様々な値をしまっておくための入れ物です。

手続型プログラミングでは、計算した値に名前を付けて変数にしまっておいて、それを利用して別の計算をしたりして、目的の結果を導いて行くようなプログラミングの形となります。

変数への値の代入

Linux シェル sh では、たとえば変数 "PRICE" というものに 100 という値をしまいたい場合には、次のようにします。

PRICE=100

文字列を格納することもでき、たとえば NAME という変数に "Cookie" という値をしまいたい場合は、次のような感じになります。

NAME="Cookie"

変数の値を参照する

変数に格納した値を参照したい場合には、変数名の前に "$" をつけます。

たとえば Linux の echo コマンドを使用して、画面上に変数 NAME の値を表示したい場合には次のようにします。

echo $NAME

これで、画面上に "Cookie" という文字列が表示されました。

同じように "NAME=PRICE" となるように、画面に表示させることもできます。

echo "$NAME=$PRICE"

このようにすることで、echo コマンドに渡した文字列 "$NAME=$PRICE" の、先頭に "$" のついた箇所を、それぞれの値に置き換えて、"Cookie=100" というように、画面に表示されるようになります。

ここでもし、"CookieBox" というように、変数名の後に続けて文字を表示させたい場合には、そのまま "$NAMEBox" としてしまうと、変数 NAMEBox の値が参照されてしまうので、こういった、変数名がどこまでか分からなくなるような場合には、次のように { } を使って明示的に、変数名の範囲を指定することで対応します。

echo "${NAME}Box"

このようにすることで、変数名を間違えずに $NAME と扱って、その値に続けて "Box" という文字列を表示してくれるようになります。


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