他の UIView の内容を自分自身に描画する : Objective-C プログラミング

PROGRAM

Objective-C では、他の UIView の描画内容を、自分自身に簡単に描画することが可能です。

例えば aView という UIView があったとして、それを自分自身に描画するには、次のように実装します。

// CALayer を使用するために QuartzCore/QuartzCore.h を組み込む必要があるようです。

#import <QuartzCore/QuartzCore.h>

// たとえば UIView の drawRect で、他の UIView の内容を自身に描画します。

- (void)drawRect:(CGRect)rect

{

// 現在のコンテキストを取得します。

CGContextRef context = UIGraphicsGetCurrentContext();

// 取得したコンテキストに、他の UIView の内容を書き出します。

[aView.layer drawInContext:context];

}

これだけで、他の UIView の描画内容を、自分自身の描画領域へ、書き出すことができました。

今回の例であれば必要に応じて、"drawInContext:" メソッドを呼び出した後に "[super drawRect:rect]" を実行すれば、他の UIView の描画を終えた後に、本来の自分の UIView の描画を進めることも可能です。

ただし、この方法だと表示開始位置は左上 (0, 0) からになる様子でした。

UIView に設定されている frame の origin も加味して描画したい場合には、他の UIView の内容を frame.origin を加味して描画するで記したようにして描画してあげる感じになるようです。