Visual C++ クラスビューの表示の矛盾を解消する
MINI SERIES
クラスビュー
Microsoft Visual Studio 2005 の C++ にてプログラミングをしていたときのことなのですけど、ある日にクラスの構造や関係性を表示する "クラスビュー" の表示に矛盾が生じてしまったのでした。個人的に、名前空間 (namespace) をよく使うのですけど、その所属位置がおかしくなってしまったんですよね。同じ名前空間に所属しているはずなのに別々の階層として表示されてしまって、それでコンパイルに支障をきたすようなことはなかったものの、見ていてすっきりしない感じでした。
何度かコンパイルしなおしたり、コード内の名前空間の表記を書き直してみたりしても改善される様子はなかったのですけど、そういえば IntelliSense 機能もうまくクラスの存在位置を把握していない感じだったので、IntelliSense データベースを再構築してみたところ、正常に表示されるようになりました。
IntelliSense データベースを再構築する
Visual Studio 2005 (C++) の IntelliSense を再構築するためには、そのデータベースファイルを削除する必要があります。
IntelliSense データベースの再構築を行いたいプロジェクトを閉じてから、そのプロジェクトが保存されているフォルダを開きます。そして、その中に保存されている "VC++ Intellisense Database (.ncb)" ファイルを削除します。
後は再びプロジェクトを開いて、クラスビューを参照するか、コンパイル等を行えば、IntelliSense データベースが再構築されます。