DTMF と自作アプリの軌跡について yidev@渋谷勉強会で発表しました。

PROGRAM


DTMF と自作アプリの軌跡について発表しました

2013 年 6 月 22 日に開催された yidev@渋谷勉強会 第一回 で発表してきました。

参加者の募集が始まってすぐに満席になるという大盛況な勉強会で、自分も間に合わずに補欠登録だったのですけど、開催の 1 週間前に、補欠者でもまだ発表枠で参加できるとの知らせが舞い込んできました。

発表枠のお話を聞いたとき、私用で 2 日間岐阜へ出かける予定が入っていたりもして、資料を作る時間があるか不安でしたが、記念の第 1 回目勉強会だし参加したいと思っていたので、思い切って参加表明させて頂きました。

 

そのおかげで岐阜のホテルでも親戚の家でも、資料の作成に追われてましたけどね。

小学生の甥っ子に「まだ宿題が終わらなくて」と言ってみたら「それは大変ですねぇ」と協力してくれたので助かりました。なんて教育のしっかり行き届いたお子さまなのでしょう。

ちなみに関係ないですけど、その少年は "終わるのに 1 週間かかる宿題" というものが存在することに驚いてました。自主的に課す宿題というのも斬新に映ったようで、目をキラキラ輝かせて感心されていました。

いやいや、そんな純真さを見せられては、むしろこちらが感心しますわ。

 

 

さて、発表するテーマは迷いましたが、今取り組んでいるプログラムのテーマはまとめるほどは進んでいなかったので、普通の人にはあまり縁がなさそうな DTMF について、自作アプリの軌跡と絡めてお話しをすることにしました。

 

今回発表したお話はこんな感じでした。

  1. DTMF との出逢い
  2. アイデアとの出逢い
  3. そして神アプリへ

電話アプリを作成していた時のこと、通話中の番号ボタンを押せる機能が必要になって、その実現方法について調べたことがそもそもの始まり。

そういえば、通称「ピ・ポ・パ」こと DTMF って、昔からお馴染みの割には何も知らずに使っていることに気づいて、基本を調べて DTMF 再生のテストアプリを作るうちに、思わぬ新作アプリへと発展していったというお話でした。

 

そんな発表資料の中でもお話しましたけど、こうやって公開するって、いいことありますね。

今回も tel: スキームでアプリが制御を失う点について 岸川さん に、tel スキームを呼び出した後にアプリに戻れるかもしれないと教えて頂きました。

上手く行くかはまだ調査中ですけれど、こうやって次に繋がるかもしれないヒントを頂けるのは嬉しいです。

 

そして 八十嶋さん からは、iPod touch でトーンを聞かせるのが上手く行かないことについて、もしかしたら iPod touch のスピーカー位置が影響してたりするかもしれないというお話を頂きました。

八十嶋さんは iPhone とかのスピーカーの実際の位置を把握したりもしているそうで、iPod touch は背面辺りから音が出てたりするんですって。

さっそく音がよく出てそうな辺りを受話器に当てて DTMF 音を聞かせてみましたが、残念ながら今のところは上手く行かず。ともあれ、まさかスピーカーの実際の位置とはこれまで考えたこともなかったので、発想の大きな収穫でした。

 

勉強会で得られたもの

今回の yidev@渋谷勉強会 も、普段ではなかなか聞けないテーマが目白押しでした。

その中でも特に自分が興味をそそられたのは 国分さん の発表でした。WWDC を肌で感じてきたという体験談でしたけど、とにかくスライドのデザインセンスが素晴らしくて、眺めるだけで世界観や息遣いまでもが伝わってきそうな勢いです。

内容にも熱い想いが詰まっていて、聴いていたら 小野さん第3回 iphone_dev_jp 東京 iPhone/Mac 勉強会 で発表されていた WWDC 裏話を聴いたときの感動も一緒に思い起こされました。

 

こういった、ご本人達の興奮が熱く伝わってくるお話ってとっても好きなんですよね。

こういうテーマがいちばん、自分の中では「勉強会らしく」感じるのでした。

 

ところで自分にとって、第3回 iphone_dev_jp 東京 iPhone/Mac 勉強会 が何かと「鍵」になってるようにも思えました。

発表の中で触れた「音で再配達」が誕生するきっかけになったのもこの懇親会でですし、堤さん の存在が不思議と強く心に残ったのもこの勉強会でのことでした。

そんな堤さんとも、今回の勉強会でようやく声を交わすことができて嬉しい限りでした。そんな堤さんも、自分のブログを知っていてくれたりして、これもまた幸福です。

いやはやもう、ここぞとばかりにたっぷりとお話をさせて頂きました。

 

懇親会とか、そこへの移動時間とかにも、他の方々ともたくさんお話させて頂けて、とても楽しい勉強会でした。

発表内容も珍しいものが多かったので、ぜひ皆さんの発表資料を眺められたらいいのですけれどね。今回はちょっと発表資料の公開が少ないみたいで、もったいない気がします。

支障がなければ発表者のみなさん、ぜひぜひ資料を公開して頂けたなら嬉しいです。

 

次はぜひ発表してみてくださいね!

そして、自分も次は発表してみたいなって思ったのも 第3回 iphone_dev_jp 東京 iPhone/Mac 勉強会 の頃でした。

勉強会で発表するのって楽しいです。最初は自分も、自分がそこに混ざるだなんて恐れ多いと思って躊躇しがちでしたけど、思い切って発表者として 1 度参加してみると、やっと勉強会の一員として本当のスタートが切れたのかなって心地がしました。

もしかすると、これが勉強会での本当の自己紹介なのかも知れないですね。

 

発表したいけどうどうしよう…って思っている初めての人は、思い切って応募してしまうのがとってもお勧め。

何かと理由を付けて参加枠が埋まるのを待っている人がいらしたら、それこそ応募にいちばん乗りで駆け込んでしまうくらいの意気込みで臨むと気分が楽になりますよ。

さっそく今日から、何か話せることはないかアンテナ張っておいて、あったらちょっとメモしておくとなお安心です。話したいテーマだけいくつか目星をつけておけば、発表を表明してから作成しても、もう十分間に合いますから。

 

真新しい発表者と出会える「次」の機会を、心待ちに致しております。