DNS サーバ djbdns のインストールと設定 - 基本ツールのインストール
DNS サーバである djbdns のインストールと設定をまとめてみました。
ここは、djbdns を導入する上で必要なプログラムの導入についてのお話です。
2-3: 基本ツールのインストール
daemontools 0.76
djbdns を動かすために必要な daemontools というパッケージをインストールします。今回のインストールで使用したバージョンは 0.76 です。
まず、/package/ ディレクトリを作成します。このときこの /package/ ディレクトリのパーミッションは 1755 に設定します。
mkdir -p /package/
chmod 1755 /package/
daemontools-0.76.tar.gz を、先ほど作成した /package/ ディレクトリへコピーして展開します。なお下記の cd /package は、/package/ ディレクトリ内へ移動しているだけです。
cd /package/
tar xvzf daemontools-0.76.tar.gz
すると admin/ ディレクトリが出来上がりますので、その中へ移動します。さらにその中の daemontools-0.76/ ディレクトリへ移動します。
そしてそこから package/install を実行すれば、インストールは完了です。なお、この時点で /etc/inittab というファイルに修正が加えられます。
cd admin/
cd daemontools-0.76/
package/install
これで svscan が動き出します。Linux の場合はこれでいいのですけど、BSD 系の場合は再起動しなくてはいけないようなことが、ドキュメントに書かれていました。
ucspi-tcp 0.88
djbdns に対しては必ずしも必須ではありませんけど、axfr-get や axfrdns をつかってゾーン転送をサポートしたい場合にはこの ucspi-tcp をインストールする必要があります。
ucspi-tcp-0.88.tar.gz を /usr/local/src/ ディレクトリにコピーしたら、そのディレクトリ内で展開します。
cd /usr/local/src/
tar xvzf ucspi-tcp-0.88.tar.gz
そして出来上がった ucspi-tcp-0.88/ ディレクトリ内で make コマンドを発行してツール群を作成し、make setup check でインストールを行います。
cd ucspi-tcp-0.88/
make
make setup check
【目次】