第55回 Cocoa 勉強会関西 - iOS/Mac アプリ開発勉強会に参加しました #cocoa_kansai
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Cocoa 勉強会関西 - iOS/Mac アプリ開発勉強会
ひと月ほど前の 2014/04/19 に開催された「第55回 Cocoa 勉強会関西 - iOS/Mac アプリ開発勉強会」に参加してきました。
この勉強会はSTUDIO SHIN(@studioshin)さんが主催する、大阪で開催された勉強会です。
自分にとって大阪はまだ少し遠い場所なので、行くかどうか決めるのに少しばかり決意が必要でしたけど、STUDIO SHIN さんと言えば自分が「Xcode 5 徹底解説 for iOS/OS X」という書籍を書いているときに勉強させて頂いた本のうちの 2 冊、「Xcode 5 完全攻略」と「Xcode 4 完全攻略」を執筆した著者さんでしたので、勝手ながらご挨拶に伺いたいなと思い、参加させて頂きました。
Xcode 5 完全攻略(著者: STUDIO SHIN さま)
そんな STUDIO SHIN さまの「Xcode 5 完全攻略」ですけれど、これを参考にさせて頂くきっかけになったのは、編集担当の人に "この本は良い" と教えてもらったことがきっかけでした。って、こういうことを公にしていいのか分からないですけど、自分もそう思ったので良いことにしましょう。
どんな辺りが良かったかというと、まずは Xcode という道具に対しての解説書というアプローチです。
このアプローチは自分が書かせて頂いた本も同じなのですけど、Xcode に搭載されている書ききれないほどの機能の中から 456 ページというボリュームの中に上手に落とし込まれています。重要な機能、よく使う機能が厳選されているので Xcode の機能を手早く把握できます。機能の説明も、詳しく書くべきところは詳しく、そうでなければ簡潔に、テンポ良く記されていて読みやすいです。
また、限られたページの中に Xcode を使ったアプリ制作の流れについても触れられていて、Xcode を使ったアプリ制作の雰囲気まで、この 1 冊で知ることができるのが魅力的でした。
この本の「はじめに」にもあるように、あくまでも主眼は Xcode の使い方の本という位置づけです。
一般的なアプリ制作の入門書のようなアプリ制作のステップバイステップでの解説や Objective-C の入門書のようなプログラミングの基礎といった情報はないので、どこに主眼を置いて勉強したいかで読者層は分かれてくると思いますが、それらもひと通り踏まえた内容に仕上がっているので、とりあえずどこから勉強したら良いか迷っている初学者にも適した内容になっているかもしれません。
多くの本屋さんで扱っている印象なので、Xcode を使った iOS アプリの作り方を学びたい人は、実際に手に取って眺めてみるといいんじゃないかなって思います。
Xcode 5 で見つけた「どうでもいい」機能
さて、この度お邪魔させて頂いた 第55回 Cocoa 勉強会関西 で、自分は『Xcode 5 で見つけた「どうでもいい」機能』というタイトルでお話させて頂きました。
当日は「厳選 5 つ」だったのですけど、紹介した機能がけっこう評判良かったので、その後に開催された yidev@恵比寿勉強会 で少し内容を変えて発表しました。その内容も取り込んで、上のスライドは「厳選 6 つ」になっています。
- 検索と置換(正規表現も使えます)
- プリプロセッサマクロ(どのように展開されたかを確認できます)
- 英語の長いメソッド名(Mac に読ませてみると良い感じです)
- カスタムコードスニペット(@synchronized もこれで補完できます)
- コメント行(絵文字を活用すると楽しくなります)
- エアプリント(ファイルの転送役としても活躍します)
このスライド、自分が「Xcode 5 徹底解説」の原稿を書いているときに知った『普通に Xcode を使う分には気にも留めない、知らなくても済むような機能』のお話ですけど、これを知っていると便利に、そして楽しく、アプリを制作していけそうだなって感じたものをまとめた内容になっています。
そういう意味で「どうでもいい」と題してますけど、どうでもいい機能が便利じゃないとは限らないのです。
特に興味深かったのはエアプリント
この中でも特に興味深かったのは、Xcode に搭載されているエアプリントの機能でした。
エアプリントについては紙面の都合で「Xcode 5 徹底解説」には掲載できませんでしたが、その補足情報サイト「Xcode 徹底解説 for iOS/OS X - 特設 Web 資料館」で紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
このエアプリントは、AirPrint 機能をテストするために便利な機能なのですけど、この機能は制作中のアプリでなくても普通に利用できるので、これを使うと OS X へ iOS から印刷という形でデータを転送することができます。いくつかのプリンターをシミュレートしていて、その中の「Save Original to Simulator」というシミュレータを使うと、iOS の写真アプリから写真を OS X に転送できたり、Safari で表示中のページを PDF で転送できたりします。
OS X でプリンタシミュレータさえ起動しておけば、すぐに選択して転送できるので、iOS から OS X への手軽なファイル転送手段としても活用できます。
Cocoa 勉強会関西で印象に残ったこと
なかなかお目にかかれない方々
今回の勉強会で何よりも強く感じていたのは、初めて関東外の勉強会にお邪魔させて頂いたのもあってか、参加されるメンバーのほとんどを存じ上げないことでした。
今回の主催者のSTUDIO SHIN(@studioshin)さんとは 第2回 iphone_dev_jp 東京 iPhone/Mac 勉強会 でお目にかかったことがあり、そのときの発表されている姿がとても印象に残っていました。執筆の中で手本にさせて頂いた、というのももちろんありますけど、そのときの印象も、今回こちらの勉強会へ参加させて頂こうと思った動機のひとつでした。
そしてもうひと方、とてもよく存じ上げていたのがくえび(@questbeat)さんでした。
彼とはツイッターで繋がっていて、興味深いツイートをされることがよくあったのか、印象に強く残っていました。ただ、どういう経緯で繋がったのか忘れてしまっていて、少し記憶を辿ってみると、どうやら yidev 第十三回勉強会 でお会いしたことがあったようでした。
yidev 第十三回勉強会と言えば、自分が初めて発表の場に立たせて頂いた勉強会ですね。スライドのストーリー構成も長さもめちゃくちゃで、まさにグデグデ、主催者のcocopon(@cocopon)さんに「巻きでお願いします!」と言われた思い入れの深いの回ですね…。あの日から比べれば、自分も成長したものです。
Objective-C は共通語
記憶と参加者リストをざっと照らし合わせる限りでは、知っている人はそれくらいでした。
世間からはよく「関西では〜だ」みたいな文化の違いを感じさせるような話も耳にすることもあったりするので、関東な自分が受け入れてもらえるのかなとか思ったりもしましたけど、さすがは Objective-C という共通点のおかげもあってか、暖かく迎え入れてくださいました。
発表させて頂いた中の「絵文字」も好評だったみたいで、懇親会ではさらに楽しい時間を過ごさせて頂きました。ほんと、楽しかったです。
特に印象に残っている発表
そんな Cocoa 勉強会関西で特に印象に残った発表は、STUDIO SHIN(@studioshin)さんの Sprite kit のお話でした。
自分はゲームアプリは作っていないので Sprite Kit みたいな機能は使っていないのですけど、興味はあったところでした。そんなテーマを分かりやすい説明と、それをさらに分かりやすくするデモを交えて上手に紹介されていて、Sprite Kit の雰囲気を分かった気になれた、とても嬉しい発表でした。
他にも KVC とか、ゲーム制作体験談とか、興味深いお話がたくさん登場しましたが、その中でも印象に残ったのがHiroshi TOMIE(@hrs_t)さんの dylib をリンクするお話でした。内容がとにかく難しくて、1 回聞いただけではとても理解しきれない内容でしたが、実際の体験を軸に考察を交えてまとめられていました。
こういうのって実際にそういう必要に迫られたときに初めて、少ない情報の中で四苦八苦しながら学ぶものだと思うので、それを事前に聞いて知ることができるというのは、何かの壁にぶつかったときのヒントになるかもしれません。そういう面で、こういう話を耳にしておける機会というのは貴重だなって思うのでした。
次回は 2014/06/21
そんな Cocoa 勉強会関西、次回 #56 の開催は 2014/06/21 です。
早くも参加枠は埋まってしまっていまいましたが、この回もまたお邪魔させて頂こうと思ってます。NDA に抵触しない範囲でのSTUDIO SHIN(@studioshin)さんによる WWDC 参加レポートも予定されています。今は参加枠いっぱいでも、補欠から繰り上がる可能性もまだまだあるので、興味ある方はぜひ参加表明してみてください。