Tera Term Pro で SSH 接続

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Tera Term Pro

Tera Term Pro は、寺西さんが作成した Windows 用のターミナルエミュレータです。

Kermit, XMODEM, ZMODEM などなど、いろいろなプロトコルが用意されていて、使い勝手も上々、Windows にこれをインストールすれば、とてもいい感じの TELNET 環境が手に入ります。

今回は、オプション機能の SSH も搭載して、SSH 接続ができるようにしてみることにしました。

 

インストール

今回は、窓の杜 より Tera Term Pro v.2.3 および、その SSH 拡張版である TTSSH v1.5.3 をダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、まずは Tera Term Pro のほう、ttermp23.zip を展開します。展開したら setup.exe を実行すると、Tera Term Pro のセットアッププログラムが開始します。

 

[Japanese] を選択して [Contiume] を押します。続いて、インストール時の注意が表示されますので、読んだら [Continue] を押して次へ進みます。

次にキーボードの種類の選択です。いわゆる DOS/V 機ならば IBM PC/AT (DOS/V) キーボード を選択します。適切なものを選んで [Continue] を押します。

続いてインストール先の指定です。今回は特に、SSH 対応の際にインストール先が必要となるので、よく確認しておきましょう。ディフォルトでは C:\PROGRAM FILES\TTERMPRO となっているようです。

[Continue] を押すと必要なファイルがコピーされて、セットアップが完了します。

 

続いて、TTSSH のインストールです。

先ほどダウンロードした ttssh153.zip を展開します。そして、展開して出来上がったファイルをすべて、Tera Term Pro をインストールしたフォルダへ移動します。

ここで注意すべき点は、DLL ファイルのコピーをし忘れないようにすることです。Windows の場合、DLL ファイルは表示されていない場合がありますので、その場合は 「ツール」 → 「フォルダオプション」 から、すべてのファイルを表示するように設定を行います。

 

これで SSH のインストールも完了しました。

 

接続してみる

では SSH のサーバへ接続してみましょう。

先ほどコピーした TTSSH.EXE を実行します。すると SSH 対応の Tera Term Pro が起動します。

Host に SSH 接続できるサーバのドメイン名または IP アドレスを指定し、Service のところでは SSH を指定します。必要に応じて適宜、Port 番号を設定します。

適切な設定ができたら [OK] ボタンを押します。

 

接続に成功すると、SECURITY WARNING というダイアログが現れます。

未知のサーバであるということを言っているようなので、Add this machine and its key to the known hosts list にチェックをいれて [Continue] を選択します。

あとは表示された SSH Authentication ダイアログのところで、User name に、ログインに使用するユーザ名、Passphrase のところに、そのユーザのパスワードを指定します。そして、Use plain password to log in にチェックを入れて [OK] を押せば接続開始です。

 

今回の接続では、送信するパスワードこそクリアーパスワードですが、そのパスワードを流す通信自体が暗号化されているので、telnet よりは安全です。