OneNote 2010 を別のパソコンへ引っ越しする
SOFTWARE REPORT
ノートブックを別のパソコンへ引っ越しする
Windows 7 を再インストールするにあたって、以前の Windows 7 で利用していた OneNote 2010 (x64) のノートブックを新しい環境に引っ越す必要が出てきました。
平成 22 年 11 月 19 日現在での Windows 7 標準の移行ツールでは、 OneNote 2010 ノートブックのデータまでは設定によっては移行できても、OneNote 2010 の設定までは引き継ぐことができなかったので、そういった設定を調整して行く必要があるようでした。
移行元の設定内容を確認する
移転元のパソコンで OneNote ノートブックの基本設定を確認します。
OneNote 2010 を開いたら、システムメニューの 【ファイル】 から "オプション" を選択します。すると "OneNote オプション" ダイアログが表示されるので、その中から "保存とバックアップ" を選択します。
そして、"落書きノート セクション" や "既定のノートブックの場所" といったノートブックの保存場所を確認します。
これらの保存場所のフォルダーやファイルをバックアップして、移転先のパソコンへコピーすることになります。既定ではマイドキュメント内の "OneNote ノートブック" が設定されていますので、試してはいませんが、この状態で利用していれば Windows 7 標準の移行ツールでもデータをそのまま移動できるかもしれません。
その他、ネットワーク上の共有ノートブックも使用している場合には、そういった設定は Windows 7 の移行ツールでは持ち越せない様子でしたので、後で手動で登録する必要があります。
開かれているノートブックを確認するには、移転元のパソコン上で OneNote 2010 を起動して、システムメニューの 【ファイル】 から 【情報】 を選択します。すると、開かれているノートブックの一覧が表示されるので、【設定】 ボタンから 【プロパティ】 を選択します。すると、そのノートブックがどのパスに保存されているかを確認することができます。
このパスに記されているフォルダーを丸ごとコピーすれば、別のパソコンへ引っ越すことも可能です。
なお、ノートブックが複数登録されている場合は、このような確認をノートブックの数だけ行う必要があります。
移行先で基本設定を行う
必要なノートブックデータを移転先のパソコンに複製したら、移転先のパソコンで OneNote 2010 を起動して、システムメニューの 【ファイル】 から "オプション" を選択します。
そして "保存とバックアップ" の項で、既定のノートブックの保存先を、移転元から複製した場所を指すように変更します。
変更をし終えて 【OK】 ボタンを押したところで、"変更された設定のいくつかは、OneNote を再起動するまで完全に有効にならない場合があります。新しい設定を今すぐ適用するには、OneNote を再起動してください。" というメッセージが表示されるので、念のため OneNote をいったん閉じて、再び起動してあげます。
このとき、念のためタスクトレイの OneNote アイコンについても、右クリックして 「閉じる」 を選択するようにしておいた方が良いと思います。
これで、新しい設定で OneNote 2010 が起動しました。
落書きノートはこれで元通りとなりましたが、自分の試した環境ではノートブックがこれだけではうまく復元されませんでした。
移行前の他のノートブックを開いていた場合も含め、目的のノートブックが表示されない場合には、必要なノートブックを開く作業が必要になります。
以前のノートブックを開く
移行元のパソコンに保存されていた
OneNote 2010 で既存のノートブックを開くには、システムメニューの 【ファイル】 から 【開く】 を選択して、そこから【ノートブックを開く】 ボタンをクリックします。
そして、ノートブックが保存されているフォルダーを指定して 【開く】 ボタンをクリックすれば、そのフォルダーに保存されているノートブックが OneNote 2010 に追加されます。
複数のノートブックを開いていた場合には、この操作を繰り返して、目的のノートブックをすべて開いてあげれば、移行作業は完了です。