Windows Server 2008 Server Core: リモート管理を有効にする。

SERVER


リモート管理を有効にする

Server Core でリモート管理を有効にするには、次のようにします。

netsh advfirewall firewall set rule group="リモート管理" new enable=yes

管理共有など NetBIOS 関連の機能も有効にする場合には、下記のような操作を行います。

netsh advfirewall firewall set rule group="ファイルとプリンタの共有" new enable=yes

他にも、遠隔管理に影響すると思われるものとして、WMI (Windows Management Instrumentation) もあるかと思います。こちらも、必要に応じて下記のように、ファイアーウォールを調整しておくと良いかもしれません。

netsh advfirewall firewall set rule group="Windows Management Instrumentation (WMI)" new enable=yes

 

また、ドメインではなくワークグループ環境の場合は、ローカルにも同じ名前のアカウントを登録した上で、そのアカウントが DCOM を使用できる権限を与える作業が必要になったりもするようです。この辺りはまだ試してないのですが、方法としては下記のようになります。

net localgroup "Distributed COM Users" /add アカウント名

 

管理用 PC にリモート管理ツールをインストールする

Server Core のリモート管理を行うには、Microsoft リモートサーバ管理ツールをインストールした Windows Vista を用意する必要があります。

リモートサーバ管理ツールは、Vista 32 bit 用の "Windows Vista 用 Microsoft リモートサーバー管理ツール" と Vista 64 bit 用の "Windows Vista for x64-based Systems 用 Microsoft リモートサーバー管理ツール" とが用意されていて、どちらとも Microsoft ダウンロードセンター より、ダウンロードすることができるようになっています。

環境により適切な方をダウンロードの上、インストールを行います。

 

インストールが終了したら、"コントロールパネル" の "プログラム" 項にある "Windows の機能の有効化または無効化" を選択し、その中の 【リモートサーバー管理ツール】 にて、必要な機能についてチェックを入れます。

これで後はしばらくすれば、"管理ツール" 内に関連するリモート管理ツールがインストールされ、使用することが可能となります。使用方法としては、管理ツールから、たとえば "コンピュータの管理" や "共有と記憶域の管理" などを選択し、"別のコンピュータへ接続 ..." といったメニューから、接続先のコンピュータ名を指定します。

ここでもし、コンピュータ名を指定しても接続できない場合には、NetBIOS 名での接続が上手く行えない可能性があります。その場合は、IP アドレスを指定することで、接続することができると思います。または、サーバ側で "ファイルとプリンタの共有" を有効にすることで、NetBIOS 名による接続も上手く行くようになる感じです。