NTP 環境を構築する - NTP クライアントの設定 - Windows NT 編
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コンピュータの時刻を調節するのに利用する、NTP プロトコルのお話です。
ここでは、Windows NT で、NTP サーバーへ接続して、時刻の自動調整を行う方法について記しています。
2-5: NTP クライアントの設定 - Windows NT 編
NTPTime を使う
Windows NT 4.0 の場合、標準では NTP プロトコルをサポートしたソフトウェアはありませんので、別途 NTP に対応したソフトウェアをインストールする必要があります。
今回は、http://home.att.net/~Tom.Horsley/ntptime.html で提供されている NTPTime という NTP クライアントソフトを使用してみることにします。
上記のサイトから、ntptime.exe と ntptime.cpl の2つのファイルをダウンロードします。ntptime.exe は NTP クライアントソフトで、ntptime.cpl は、各種設定を行うためのコントロールパネルです。
これらを、システムフォルダ (一般に C:\WinNT\System32) へコピーします。
そうしたらコマンドプロンプトを起動して、次のように入力します。
ntptime --install
これでサービスプログラムとして NTPTime が登録されました。
インストールが終わったら、コントロールパネルから [NTPTime] を開いて、NTPTime の設定を行います。
まず [Servers] タブを選択します。そして下の方のボックスに、問い合わせたいサーバ名を入力して、[Add] ボタンを押します。すると [Time Servers] の欄に入力したサーバ名が追加されます。
そして、[Settings] タブの [Set time every] を選択して、お好みの設定タイミングをセットします。
あとはコントロールパネルの 【サービス】 を開いて、NTPTime を開始すれば完了です。
これで数秒ほどで、指定したサーバの時刻と同期します。
【目次】