iOS Developer Program を更新する
REGISTRATION REPORT
iPhone Developer Program の契約期限が迫る
Apple iPhone のアプリケーションを開発し、それを公開するためには、有償の年間プログラム iOS Developer Program に参加する必要があります。
iPad の登場によって "iPhone Developer Program" の名称が "iOS Developer Program" に変更になったので、今回のお話は、以前に iPhone Developer Program に登録する で記した、平成 22 年 2 月 20 日に行った契約の続きのお話です。
iPhone Developer Program に契約してからそろそろ 1 年が経とうとしているこの頃合いに Apple Developer サイトの iOS Dev Center にログインしたところ、期限切れが近いことを示すメッセージが表示されていました。
Your iOS Developer Program is about to expire.
To maintain your access to certain technical resources, please visit the Programs & Add-Ons section and renew your membership(s)
iPhone Developer Program の契約期間が過ぎた場合に、現在公開中のアプリの扱いがどのようになるかも少し気になるところではありますけど、ともあれ今回は継続しておきたいところもありましたので、契約期間の満了を前に、iPhone Developer Program の更新を行ってみることにしました。
iOS Developer Program の更新を申し込む
iOS Developer Program の更新は、平成 23 年 1 月 26 日現在、Apple Developer サイトの iOS Dev Center にログインすると表示される "Your iOS Developer Program is about to expire." という通知メッセージ欄から、簡単に手続きが行えるようになっていました。
ここの "renew your membersip(s)" リンクを辿ると、購入したい Developer Program を選択する画面が表示されました。
ここで "iOS Developer Program" を選択して "Continue" ボタンをクリックします。ちなみに、平成 23 年 1 月 26 日現在、iOS Developer Program の料金は \10,800 になっていました。
次の画面では "Review your purchase details" として、購入内容の確認画面が表示されました。
"Term Name" や "Company ID" などの自分の情報や、購入する "Program" の内容などが間違っていないことを確認の上で次へ進むと、続いて "Proceed to your country's Apple Online Store to purchase." という画面が表示されました。
日本 (Japan) の Apple Online Store が検出されているのを確認の上、"iOS Developer Program" をショッピングカートに入れます。 (Add to cart)
すると、Apple Store のカートに "iOS Developer Program" が追加されたので、引き続き "ご注文手続きへ" 進みます。
そして、いつも使用している Apple ID を入力してログインし、請求先と配送先を確認の上、次へ進みます。そして、支払情報を入力して、利用規約に同意の上で "注文の確定" をすることで、注文手続きは完了です。
ここまできたら、最大 24 時間、Apple Store からの手続きを進めるためのメールが到着するのを待ちます。
ちなみに、24 時間が経過しても Apple Developer Support からメールが到着しない場合には http://developer.apple.com/contact/ から連絡をしてくれとのことでした。
iOS Developer Program の更新完了
iOS Developer Program の注文を、日本時間の 18:40 頃に行って、それからしばらくした翌日 6:30 頃に、"Thank you for purchasing an Apple Developer Program" という題名で iOS Developer Program の更新通知が届きました。
それを見ると、これまでの Expiration Date が New Start Date になって、そこから 1 年間有効になったことが記されていました。
これでどうやら iOS Developer Program の更新手続きは完了のようです。
実際、iOS Dev Center にログインしてみると、これまで表示されていた "Your iOS Developer Program is about to expire." という通知が表示されなくなっていましたので、契約期間が更新されているのでしょう。
契約期間を実際に確認するには、どうやら Apple Developer の Member Center にアクセスして、そこの上部 【Your Account】 をメニューを辿ることで、Developer Programs の有効期限 (Expiration Date) を確認することができるようになっていました。
このような流れで、更新手続きは簡単に行える感じですね。
その後、iOS Developer Program 更新通知が到着する
iOS Developer Program の更新手続きが終了して、それから 1 週間以上が経った頃、Apple Developer から "15 days left: Renew your iOS Developer Program" という題名のメールが届きました。
なんでも、iOS Developer Program の有効期限が残り 15 日を切ったので更新手続きを行ってくれという趣旨のメールのようでした。
先日に更新を終えて有効期限が 1 年伸びたことを確認してはいて、念のためもう一度確認をしてみましたけど、やはり有効期限が来年にちゃんと延びているような感じでした。
何かのシステムの不備かもしれないので、しばらく様子を見ていたのですけど、どうやら問題なく更新されている様子でした。
iOS Developer Program 更新後の作業として
iOS Developer Program を更新して、前の iOS Developer Program の有効期限が切れた後には、何かと作業が必要な様子でした。
まず、EZ-NET: 開発機として使用する iPhone 実機を登録する で記した電子証明書の取得作業を行わなくてはいけないようです。以前の iOS Developer Program で作成した電子証明書が有効期限を迎えるため、その更新を行わなくてはいけないようです。
そして、電子証明書が更新されれば、それが関連付けられているプロビジョニングプロファイルの更新作業も必要となりました。
これには iOS Dev Center の iOS Provisioning Portal から、目的のプロビジョニングプロファイルを編集 (Edit, Modify) して、証明書 (Certificates) として先ほど更新した電子証明書を選択しておく必要がありました。
プロビジョニングプロファイルを更新したら、それをダウンロードして iPhone に登録するとともに、Xcode 4 であれば、プロジェクトの "Build Settings" から、各ビルド毎の "Code Signing" を再設定しておきます。
それと、有効期限が切れた電子証明書と、新しく更新された電子証明書との両方が登録された状態で Xcode 4 でビルドを行うと、同じ名称の証明書が 1 つ以上あるとして、エラーとなってしまいました。
それを回避するためには、"アプリケーション" の "ユーティリティ" から "キーチェインアクセス" を開いて、該当する証明書のうち、有効期限が切れている方を削除しておく必要があるようでした。