CentOS 5.6 で起動時に Windows 共有フォルダーをマウントする

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OS 起動時に Windows 共有フォルダーをマウントする

CentOS 5.6 で Windows 共有フォルダーを起動時にマウントするには、"/etc/fstab" で次のような記載を行います。

//SERVERNAME/COMMONNAME    /mnt    cifs    username=ACCOUNT,password=PASSWORD,iocharset=utf8,defaults    0    0

このようにすることで、Windows 共有フォルダー "\\SERVERNAME\COMMONNAME" を "/mnt" ディレクトリーへマウントする準備が整いました。このとき、Windows 共有フォルダーに接続するために使用するアカウント名は "ACCOUNT" で、そのパスワードは "PASSWORD" となります。

ネットワーク経由での記憶域をマウントする場合には、よく "_netdev" というオプションをつけて、ネットワークが開始されるまでの間、マウントを待ってもらうということをするようですけど、CentOS 5.6 での Windows 共有のマウントについては、上記のように "_netdev" をつける必要はないようでした。

"_netdev" をつけなくても、ネットワークの準備が整った後の "Mounting CIFS filesystems" というプロセスの中で、Windows 共有フォルダーのマウントを試みてくれるようになっている様子でした。

また、起動時に自動マウントさせることを避けたい場合は、"/etc/fstab" のマウントオプションに "noauto" を付加するようにします。

 

ちなみに、上記の Windows 共有フォルダーを手動でマウントしたい場合には、"mount" コマンドにマウントポイントをする形で、次のように行うことができます。

mount /mnt

マウントを解除したい場合には、次のようにします。

umount /mnt

この辺りは Windows ファイル共有に限らず、Linux ではおなじみの操作になりますね。

 

共有フォルダーのパスワードを別ファイルに記録する

Windows 共有フォルダーへ接続するためのアカウントとパスワードを "/etc/fstab" とは別のファイルに持たせることの可能です。

その場合 "/etc/fstab" には、"username" と "password" の代わりに "credentials" というオプションを指定して、アカウント情報が記載されたファイルのパスを指定します。

//SERVERNAME/COMMONNAME    /mnt    cifs    credentials=/etc/cifs/password.1,iocharset=utf8,defaults    0    0

後は "/etc/fstab" の "credentials" で指定したファイルに、以下のようにアカウントとパスワードを記載してあげれば完成です。

username=ACCOUNT

password=PASSWORD

これで、この Windows 共有フォルダーをマウントする際には、ここで指定したアカウントとパスワードを用いて接続してくれます。